日本人最高額は!? 「Jリーグ→欧州」移籍金ランキング7位。期待通りにいかず…。DF最高額で海を渡った男

欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。シーズン途中のJリーグから有力選手が引き抜かれることが多いのもこの時期だ。今回は、Jリーグから海外へ移籍した日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で順位ごとに紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。

7位:昌子源(しょうじ・げん)

生年月日:1992年12月11日

移籍先:鹿島アントラーズ→トゥールーズ(フランス)

移籍日:2019年1月1日 移籍金:300万ユーロ(約4.8億円)

2024シーズンからFC町田ゼルビアで活躍している昌子源は、2019年に鹿島アントラーズからフランスのトゥールーズに移籍した。300万ユーロ(約4.8億円)の移籍金はDFの選手としてこのランキングで最も高額だが、本人にとってもトゥールーズにとっても期待通りにはいかなかった。

高校を卒業して2011年に鹿島でプロ入りした昌子は、2016年と2017年にJリーグベストイレブンに選出されるなど、国内で確かな実績を積んできた。そのことが評価されてトゥールーズ行きが実現し、2018/19シーズン後半戦はレギュラーとして活躍した。しかし、プレシーズンの負傷や監督の解任もあり、2019/20シーズンはリーグ戦1試合の出場でシーズン途中に日本復帰が決まった。

昌子の日本復帰後に地元紙『ラ・デペシュ』が報じた内容によると、昌子はヨーロッパ文化への順応に苦しんでいた。また、クラブから軽度の捻挫と診断されていたにもかかわらず、実際にはもっと深刻なケガだったことも不信感につながったとされている。

加入後すぐにレギュラーになった昌子がさらに適応していたとしたら、いったいどこまで行けたのかは気になるところだ。それでも、いくら能力があっても新しい環境に馴染めるかは蓋を開けてみなければ分からないもの。トゥールーズは昌子放出の際にガンバ大阪から200万ユーロ(約3.2億円)の移籍金を受け取ったとされている。期待通りとはいかなかったとしても、財政的なダメージは最小限に抑えたようだ。

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