下田北斗のゴールで逃げ切った町田が首位を堅持。鹿島、G大阪は難敵に快勝して前節の敗戦を払拭する勝点3|7月6日結果まとめ|Jリーグ

【国内サッカー ニュース】6日、明治安田J1リーグ第22節、J2リーグ第23節、J3リーグ第20節の計24試合が行われた。

8試合が行われたJ1では、上位陣が軒並み勝利を手にした。

首位のFC町田ゼルビアは、ホームで名古屋グランパスと対戦。序盤から一進一退の攻防を繰り広げる中、先にスコアを動かしたのは町田だった。30分、右サイドで押し込んだ流れから望月ヘンリー海輝がクロスを上げる。これはハ・チャンレにはね返されたものの、クリアボールを回収した下田北斗が平河悠からのリターンパスを受けて右足でシュート。これがゴールに決まり、町田が先制に成功した。

リードを奪って以降は名古屋が反撃する時間帯も。ただ、攻守の切り替えが早い町田は、巧みに名古屋の攻撃を凌いでいく。後半は互いになかなか攻め手を見いだせない展開となったが、町田が最後まで集中した守備で対応。隙を見せることなくゲームを締め、1-0で勝利して首位を堅持した。

一方、鹿島アントラーズはホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦すると、開始早々に一度はゴールを揺らされてしまう。それでも、これがVAR判定によりハンドでノーゴールとなると、徐々にゲームは鹿島ペースに。分厚い攻撃で敵陣に侵入していく回数を増やしていった。

得点が生まれたのは後半だ。後半から鈴木優磨とチャヴリッチの2トップに変更すると、61分に鈴木のスルーパスから師岡柊生が思い切りのいいシュートをゴールに蹴り込み、嬉しいプロ初得点で先制点を手にした。こうなると完全に流れは鹿島へ。66分、鈴木のアーリークロスから藤井智也が左足のボレーで流し込み、大きな追加点を奪った。

終盤は相手の攻勢を抑え切り試合は終了。2-0で勝利した鹿島が前節の敗戦を払拭し、町田を追いかける勝ち点3を手にした。

また、町田や鹿島を追うガンバ大阪はホームで横浜F・マリノスと戦うと、ファン・アラーノとダワンのゴールで前半から2点をリードする展開に。後半も相手の攻撃を抑えながらアグレッシブな攻撃を仕掛け、宇佐美貴史とイッサム・ジェバリが追加点を奪取。横浜FMに4得点大勝で、こちらも前節の敗戦を払拭する勝利を手にしている。一方の横浜FMは無得点で敗れて4連敗となった。

そのほか、ジュビロ磐田と川崎フロンターレの残留争いはゲーム終盤の山田大記のゴールで2-2決着。浦和レッズと湘南ベルマーレの試合は、後半アディショナルタイムのルキアン弾で湘南が土壇場での勝ち点3を手にした。

J2は9試合が開催。首位のV・ファーレン長崎は、加藤大とマルコス・ギリェルメのゴールでロアッソ熊本に2-0と勝利して公式戦無敗記録21試合に伸ばして首位を堅持した。2位の横浜FCは、ブラウブリッツ秋田に対して櫻川ソロモンの決勝弾でクラブ新記録の8連勝を収めている。また、ファジアーノ岡山がベガルタ仙台との上位対決を制して4位に浮上。レノファ山口FCも鹿児島ユナイテッドFCを破って5位に浮上している。

7試合が開催されたJ3では、首位の大宮アルディージャと2位のアスルクラロ沼津の直接対決となった中、沼津が立ち上がりのリードを守り切り3-1で勝利した。また、ツエーゲン金沢がAC長野パルセイロを破って3位に浮上している。

■7月6日開催 結果

・J1第22節:

鹿島 2-0 札幌

町田 1-0 名古屋

新潟 3-4 鳥栖

磐田 2-2 川崎F

東京V 1-1 C大阪

G大阪 4-0 横浜FM

浦和 2-3 湘南

柏 3-2 FC東京

・J2第23節:

いわき 0-1 大分

横浜FC 1-0 秋田

甲府 1-3 徳島

藤枝 3-1 水戸

清水 2-0 千葉

山形 1-0 栃木

岡山 2-0 仙台

山口 1-0 鹿児島

長崎 2-0 熊本

・J3第20節:

八戸 1-0 松本

岩手 0-1 相模原

金沢 3-0 長野

沼津 3-1 大宮

FC大阪 0-0 富山

鳥取 1-2 北九州

宮崎 0-1 岐阜

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