【G大阪】ダワンが鈴木徳真と中盤を支配「徳真は車のエンジンみたいな存在」と相棒評価
<明治安田J1:G大阪4-0横浜>◇6日◇第22節◇パナスタ
ガンバ大阪が横浜F・マリノスを今季最多となる4ゴールで下し、トップ3の位置をキープした。
午後7時キックオフでも気温約32度と酷暑での戦いとなった一戦では、G大阪のダブルボランチが輝きを放った。
攻守両面で躍動し、余裕すら感じさせるプレーで中盤で存在感を示したMFダワン(28)は「すごく体が軽くて、自由にプレーできた」と快勝に笑顔を見せた。蒸し暑い中での驚異的なパフォーマンスにも涼しい顔。「自分が住んでいたブラジルの街は、一年中こういう気温なので、その暑さに対して苦しいっていうのは感じない」と頼もしく話した。
前半の追加タイムには、試合の流れに影響を与えた2点目も決めた。左サイドで突破を仕掛けたFW宇佐美貴史(32)がクロスを入れると「貴史があの場所で細かいタッチでボールを持ってる時は、ボールが入ってくる確率がすごく高い。自分もそこに行かないといけないと感じた」とダイビングヘッド。第4節ジュビロ磐田戦以来となる自身今季2点目でチームを勢いづけた。
「ディフェンスだけでなく、攻撃にも顔を出せた」というダワンは、相棒であるMF鈴木徳真(27)とのコンビにも自信を見せた。
「徳真は僕たちのチームにとっては車のエンジンみたいな存在。チームのために走ってくれて、攻守で活躍してくれる。徳真のディフェンスの良さがあるから、僕にさらに前に行ける。それが今日のゴールにもつながった」。
そう評された鈴木は、この試合でチーム最多11.711キロを走るハードワーク。90分通して中盤を支配した。鈴木は「暑さは承知の上だったけど、前半25分ぐらいから結構きつかった」と話したが、そんなことを感じさせない動きで、最後までゲームをコントロールした。
ボランチの位置から前に出て行くダワンをバランス良く後ろから支えた鈴木は、2人の関係にも手応え。「僕らが走れば勝てると思うんで、これからも走ります」。頼りになる2人が、夏場もG大阪の中盤を支えていく。【永田淳】