【G大阪】U23代表・半田陸が五輪前の貢献を誓う「最高のプレーを出して気持ち良く五輪に」
パリオリンピック(五輪)に臨むU-23日本代表に選出されたガンバ大阪DF半田陸(22)が5日、クラブハウスで取材に応じ、あらためて五輪への思いを語った。
3日のメンバー発表から2日たち、半田は「連絡をいっぱいもらったり、クラブハウスでも(お祝いを)言ってもらったりして、実感がわいてきます」と笑顔。長く世代の中心メンバーで戦ってきたとはいえ、メンバー発表前は緊張感が高まっていたようで「発表が迫ってくるにつれてそわそわしてましたし、起きてる間は結構考える時間も多かったんで、(選ばれて)本当ひと安心です」と話した。
左右のサイドバックとしての起用が見込まれる五輪本番では、献身的な動きで貢献するイメージを抱く。「チームを勝たせることが一番。僕は1対1のところで優位に立ち続けて、前の選手がスムーズに攻撃できるような、立ち位置とボールの動かし方、あとは前に出て行くところを出していきたい」。今大会は、チームの金メダルとともに、自身のアピールの場にもなる。「欧州でやれるのはすごく大きいし、自分ももういい年なので、いいプレーをして、この先のサッカー人生につなげられれば」と多くのスカウトが集まる場での活躍を目指す。
前節のFC町田ゼルビア戦では、2度の警告を受けて退場。そこから流れが一変して敗戦につながった試合については「僕が退場するまでは全然相手も何もない感じだったので、全ては僕の責任」と反省。出場停止明けで、G大阪では五輪前最終戦となる14日サガン鳥栖戦(駅スタ)に向けては「自分の最高のプレーを出して勝たせてから、気持ち良く五輪に行きたい」とチームへの献身を約束した。【永田淳】