町田が上位対決制して首位キープ!! G大阪は先制も前半に退場者、逆転許して公式戦11試合ぶり黒星

[6.30 J1第21節 G大阪 1-3 町田 パナスタ]

J1リーグは30日、各地で第21節を開催した。FC町田ゼルビアはガンバ大阪に3-1で勝利し、3試合ぶりの勝利を手にした。一方のG大阪はリーグ戦10試合ぶり、天皇杯を含めた公式戦では11試合ぶりの敗戦となった。

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3位のG大阪は勝てば順位を逆転できる首位・町田戦でDF江川湧清が今季リーグ戦初先発。一方の町田はG大阪ら期限付き移籍中のGK谷晃生、昨季までG大阪に所属していたDF昌子源がスターティングメンバーとして上位対決に臨んだ。

G大阪は立ち上がりのペースを握る。前半9分、DF中谷進之介のロングフィードをMFウェルトンが左サイドで収めてチャンスを作る。ウェルトンは一度MF宇佐美貴史に預けて最終ラインの背後に走ると、スルーパスに抜け出して左足一閃。ボールはGK谷晃生の股の間を通ってゴールに吸い込まれた。

先制を許した町田は前半17分、DF望月ヘンリー海輝のクロスがファーサイドへ流れたところをMF平河悠が拾って折り返す。FWミッチェル・デュークが頭で合わせたが枠の上に外れた。

リードを保って試合を進めるG大阪だが、アクシデントが起きる。DF半田陸が前半31分にMF平河悠へのファールでイエローカードを受けると、直後の同33分にはMF荒木駿太へ遅れてタックルしてしまい2枚目の警告で退場となった。半田にとってはパリ五輪メンバー発表前の最終戦で痛恨の退場。ダニエル・ポヤトス監督は10人になったことに伴ってMF山下諒也を退げ、DF松田陸を投入した。

数的優位の町田は前半45+2分、ロングスローから昌子が落としてDFドレシェヴィッチがシュート。これは相手のブロックに遭ったがこぼれ球をデュークが押し込み、前半のうちに同点とした。

1-1で折り返した後半7分、町田が前線の連携で中央を崩してFWエリキがシュートを打ったが、懸命に戻った江川のスライディングブロックに防がれた。それでも同14分、デュークのポストプレーに途中出場のFW藤尾翔太反応し、ペナルティエリア内でファールを受けてPKを獲得。藤尾が自ら決めて町田が逆転に成功した。

町田は後半24分、右サイドを抜け出したFW桑山侃士のシュートがGK一森純に阻まれたこぼれ球をMF下田北斗がダイレクトでペナルティエリア内に戻すと、パスを受けたMF仙頭啓矢が右足を振り抜いて3点目を奪った。

G大阪は終盤に攻め込むもゴールネットは揺らせず、2点ビハインドのままタイムアップ。町田が3-1で上位対決を制した。

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