このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ1の新戦力(8)守備が弱すぎ…。出た試合で勝てない司令塔

2024シーズンの明治安田J1リーグは折り返し地点を過ぎた。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんでいるケースもある。今回は、今季J1のクラブに加入した選手で期待通りにいっていない選手をピックアップして紹介する。※各データは6月23日時点『transfermarkt』を参照。

MF:山本悠樹川崎フロンターレ

生年月日:1997年11月6日(26歳)

前所属クラブ:ガンバ大阪

2024リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト

山本悠樹は、大学卒業後の2020年にガンバ大阪でプロとしてのキャリアを始めた。プロ1年目からコンスタントに出場し、今季からは川崎フロンターレに加入した。

技術力の高い山本は、新たなフロンターレのゲームメーカーとして期待を集め、開幕からスタメンに名を連ねた。しかし、フロンターレは開幕から不振が続き、リーグ戦第8節までの戦績は2勝1分け5敗。そのうち、山本が先発した6試合の成績は1勝5敗だった。期待された攻撃よりも、守備の強度の低さが前面に出てしまい、4月下旬からは先発での出場がなく、ベンチ外がほとんどとなっている。

今月22日のアルビレックス新潟戦では、4月13日の第8節・セレッソ大阪戦以来の先発出場を果たした。結果は2-2の引き分けだったが、持ち前のゲームメイクセンスはそのままに、守備のポジショニングも改善されていた印象で、今後に向けて期待が高まる内容だった。

欲を言えば、開幕からこのパフォーマンスが見たかったところかもしれないが、ゲームメーカーはほかのポジション以上に、チームの特性を把握する必要がある。山本の活躍はチーム全体のパフォーマンス向上につながる可能性もあるだけに、さらなる適応に期待したいところだ。

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