【プレビュー】首位追撃を狙う同勝ち点対決!攻撃陣好調の2位鹿島とリーグ最少失点の堅守・3位G大阪が激突 | Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは6月26日にかけて第20節が開催。県立カシマサッカースタジアムでは、鹿島アントラーズとガンバ大阪の”同勝ち点対決”が行われる。

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後半戦に突入するJ1リーグ。ミッドウィーク開催となる今節、勝ち点「2」差で首位のFC町田ゼルビアを追走している2位鹿島と3位G大阪による”同勝ち点対決”が行われる。

鹿島は、リーグ戦では10戦負けなしだが、直近2試合は勝ち切れない試合が続いている。浦和レッズの敵地に乗り込んだ前節は、2点のリードを後半アディショナルタイムに追いつかれた末にドロー。前半戦最後のゲームは最後の最後で勝ち切れなかったことを悔やむ結果になってしまった。

ただリーグ2位の33得点力を挙げている攻撃陣は好調だ。その中でも前節はエースのFW鈴木優磨が大活躍。開始早々にこぼれ球を押し込んで先制点を奪うと、前半終盤にはDF安西幸輝のラストパスをゴールに流し込んで追加点もマーク。前半戦最後のゲームで早くも二桁得点に到達したストライカーにはこの上位対決でのキーマンの一人だ。

前節の前半は質の高いサッカーを展開し、パーフェクトなゲームを披露できた一方で後半は強度が落ちた課題が残るものとなった。ここから暑さという外的要因の影響を受ける試合が増えていく中で、鹿島らしく、危なげないゲーム運びを見せていけるか。最終ラインを束ねるDF植田直通や途中出場が続いているMF柴崎岳ら鹿島をよく知る中心選手たちのリーダーシップもポイントになるだろう。

アウェイのG大阪は、リーグ戦では8試合負けなしで、5連勝中と絶好調だ。前節はピンチを作られながらもGK一森純の好セーブなどでスコアレスでゲームを運んで、こぼれ球にワンタッチで合わせたFWウェルトンのゴールで先制すると、セットプレーからオウンゴールで追加点を奪って、上位を争うヴィッセル神戸との関西ダービーを制して前半戦を勝利で締め括った。

最高の形でシーズンを折り返したアウェイチームは、ここまでリーグ最少の14失点。守備の安定感が際立っている。前半戦のリーグ戦で複数失点を喫したのはわずか2回。そのうちの一つが鹿島との前回対戦(1●2)だった。鉄壁を誇る青黒軍団は、DF中谷進之介や守護神の一森らを中心に鹿島の攻撃陣を抑え、前回対戦のリベンジを果たせるか。

ここまで21得点の攻撃面は、決して多い方ではないものの、ここまでチームトップの7得点をマークし、攻撃を牽引しているFW宇佐美貴史の存在が大きいのは間違いない。前節も多くのチャンスに絡むパフォーマンスを見せて連続ゴールは止まってしまったが、存在感は際立っていた。6月は3試合で3発と調子を上げている7番は、この上位対決でチームを勝利に導けるか。

この直接対決から中3日で迎える次節は、互いに再び重要なゲームを控えている。鹿島が神戸、G大阪が町田との直接対決に向けて、弾みをつけるのはどちらになるか。後半戦一発目の注目カードは26日、水曜日の19時に幕を開ける。

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