G大阪下克上ならず、エース不発で連覇の夢散る 日刊スポーツ 12月6日(日)8時4分配信

<チャンピオンシップ:広島1-1G大阪>◇決勝第2戦◇5日◇Eスタ

G大阪の連覇の夢が散った。試合終了の笛が鳴り響くと、エースFW宇佐美貴史(23)はひざまずき、拳でピッチをたたいた。昨季掲げた王者の証しである銀皿を目の前で掲げられた。腕を組み、じっと見つめていた。

年間王者を懸けた一戦も不発に終わり公式戦は11試合無得点。「点がなかった責任は大きい。決めて勝たないといけなかった」とうめいた。ナビスコ杯決勝 に続き、頂点へ導けず「(監督に)信じて使ってもらって期待に応えられなかった。申し訳ないし、情けないし、悔しい」。自分を責めるかのように天を仰い だ。

年間勝ち点3位からの下克上はならなかった。長谷川健太監督(50)は「中3日、中2日でCSを戦ってきた。本当に選手は気持ちを出してよくやってくれ た」。今季は公式戦57試合を戦い、ACL、ナビスコ杯、リーグ戦で上位に食い込んだ。J1クラブで最も過酷なシーズンで底力を示した。

来季に向けて長谷川監督の続投は決定。そして、本拠地は新スタジアムになる。タイトル獲得の舞台は整っている。遠藤は「年間通してチャンピオンになりたい」。目指すのは王者の奪回。さらに強くなって戻ってくる。

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