宇佐美、欧州挑戦濃厚!連覇“夢散”G大阪、来季はどうなる!? サンケイスポーツ 12月6日(日)7時0分配信

明治安田チャンピオンシップ決勝第2戦(5日、広島1-1G大阪、Eスタ)年間勝ち点3位で準決勝から勝ち上がったG大阪の2連覇はならなかった。日本代 表FW宇佐美貴史(23)にはドイツ1部リーグ・シュツットガルトなど複数クラブからオファーが舞い込むことが5日までに明らかになった。日本代表にも定 着し、J1で自身最多となる19得点を挙げたストライカーが、今冬に2度目となる欧州に挑む可能性が出てきた。連覇を逃した上に、エースの流出となればガ ンバにとって大ダメージだ。

いよいよ争奪戦のゴングが鳴る。J1年間優勝こそ逃したものの、今季飛躍を遂げた宇佐美に複数クラブからオファーが舞い込むことが判明した。

「(来年について)どうなんでしょうね。わからない」

来季の去就については言葉をにごした。フル出場したが、この日も無得点。「信じて使ってもらったのに期待に応えられず申し訳ないし、情けないし、悔しい」。公式戦11戦不発のまま敗れ、ピッチ上に座り込んだまま広島の優勝インタビューを力なく眺めた。

宇佐美獲得の最有力はドイツ1部リーグのシュツットガルト。11月22日のリーグ最終戦・山形戦では元浦和監督で同クラブのスカウトをつとめるブッフバ ルト氏がわざわざ大阪を訪れて視察。「最高のサッカー選手だ」とべた褒めした。G大阪がシーズン佳境で戦っていることもあり、まだ正式オファーは出してい ないが、一段落したこのタイミングに踏み切る可能性が高い。

他に日本代表MF清武、DF酒井宏の所属するハノーバー、スペインの名門バレンシアに、フランスのマルセイユも獲得に興味を示しているもよう。大争奪戦になりそうだ。

宇佐美は近日中にG大阪と話し合いの場を持つ。2011年には19歳でバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に挑戦し大きな挫折を味わったが、13年にG大 阪に復帰してからもリベンジの気持ちは持ち続けてきた。クラブ側は来季に新スタジアムの開場も控えており、生え抜きのスターに対して慰留に努める見込み。 さらに今月末には第1子となる長女が誕生することもあり、慎重な決断を迫られることになる。

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