やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍中の選手(9)ガンバが生んだ未来。強烈な左足で輝くのは?
日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグのクラブでは、さまざまな理由からピッチに立つことができない選手も多々いる。そんな選手が出場機会を求めてJ2のクラブへ行った途端に活躍するケースは少なくない。今回は、J1からJ2への移籍で改めて価値を証明している選手を紹介する。※データはJリーグ公式、スタッツはjleague.coを参照(5/25時点)。
FW:南野遥海(栃木SC)
生年月日:2004年5月13日
前所属クラブ:ガンバ大阪
2024リーグ戦成績:16試合5得点1アシスト
南野遥海は、ガンバ大阪の育成組織で育ったFWで、トップチームに昇格した昨季はテゲバジャーロ宮崎に期限付き移籍で加入し、38試合に出場して10得点を記録した。そして、今季はJ2の栃木SCに期限付き移籍で加入している。
シーズン序盤はベンチスタートが多かった南野だが、第7節のV・ファーレン長崎戦ではPK失敗もあったものの、終盤に同点弾を挙げてJ2初得点を記録し、その後レギュラーに定着した。第10節の水戸ホーリーホック戦で1試合2得点を記録するなどして結果を残している。
決定力の高い左足のシュートを武器にゴールを量産している南野は、自らドリブルで仕掛けることもでき、栃木の攻撃をけん引する1人となっている。自身が前を向けないときはポストプレーも丁寧にこなせる万能タイプのアタッカーだ。
プロキャリア1年目から継続して出場していることが成長につながっている様子の南野は、今後の成長にますます期待が集まっている若手と言えるだろう。