FC東京・クラモフスキー監督「自分たちに判定が来なかったこともフットボール」…VARで後半ATの同点弾が取り消し

◆明治安田J1リーグ ▽第16節 FC東京0―1G大阪(26日・味スタ)

FC東京は、後半40分に途中出場のG大阪MF山田康太にゴールを決められ敗れた。6日の札幌戦(2〇1)以来4試合ぶりの勝利とはならなかった。

前節までリーグ最多得点(FC東京、26点)と最少失点(G大阪、11点)の「ほこたて」対決。前半はG大阪の守備を相手に突破口をつかめなかった。前半9分には、FW安斎颯馬からのパスを受けたオリベイラがドリブルでエリア内に切り込み、ゴール前へ走りこんできたFW俵積田晃太にパス。俵積田がシュートしたが、GK一森純にセーブされた。

前半41分には最大のピンチがあったが、GK野沢大志ブランドンが好セーブをみせた。G大阪MF山下諒也のカウンターを受け、1対1でセーブ。守護神の活躍により、前半をスコアレスドローで折り返した。

後半序盤は左サイドから攻撃の糸口を見いだした。後半8分と12分には俵積田がドリブルで中に切り込み、それぞれ左足と右足シュート。どちらもゴールにはならなかったが、反撃を予感させた。後半33分には松木とFWジャジャシルバを投入し、攻めの姿勢をみせた。

しかし後半40分に左サイドから失点。後半アディショナルタイム(AT)7分にはDFエンリケ・トレビザンがゴールを決めたと思われたが、VARでオフサイドと判定され得点は取り消し。3月30日の川崎戦(0●3)以来の無得点試合となり、最強の“ほこたて対決”はG大阪の“たて”に軍配が上がった。

試合後の会見でピーター・クラモフスキー監督は「自分たちのベストな内容はできなかった。ただ勝ち点3または1を取れそうなチャンスは作れていた」と振り返った。後半ATにVARで取り消されたゴールについては「ゴールだとは思っていました」とするも、「ただそれが自分たちに判定が来なかったこともフットボール。大事なことはゲームのそういった時間帯でチャンスを作ることができたこと」と切り替えた。

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