ガンバ大阪、4位でも謙虚に戦う 宇佐美はFC東京戦「守備からリズムを」
G大阪は24日、吹田市内のグラウンドで非公開練習を行って26日のJ1リーグ戦・FC東京戦(味の素スタジアム)に備えた。
前節(19日)は川崎Fに逆転勝ちして4位に浮上。ギアを上げて一気に優勝争いに踏み込みたいところだが、ダニエル・ポヤトス監督(45)は「そこを考えすぎたらエラーが生じる」と否定。「今は落ち着いて1試合1試合を謙虚に戦っていきたい。まだ15節。38節ある中で半分もきていない。名古屋やセレッソ、マリノスなどポテンシャルがあるチームの上にいると勘違いしていたら、今の段階ではエラーに繋がる」と慎重に話した。
FW宇佐美貴史(32)は「ウチは今は完全に守備からリズムをつくっていくチームだなと思いますし、まずは失点しないこと。守備からどんどん自分たちのペースに持っていくっていうイメージの方が取りやすい」とJ1最少タイの11失点を誇る守備からFC東京に対応するつもりだ。
「去年は逆に攻撃的なイメージを持ちすぎて、攻撃でうまくいってなければ守備に対しての熱量が減っていってどんどん崩れていくってのがありました。今は攻撃的なサッカーをするためには『やっぱ守備のところでまず奪えないといけないよね』とか『まず頑張らないと話にならないよね』とかいう共通理解がある」と宇佐美。
「1試合で3、4点入って、それでもボールを保持するサッカーを目指してしますけど、華やかなサッカーをするためには汚れるというか、球際で勝つこととか、相手よりがむしゃらにやること。そんなベーシックなところを高めている段階だと思う」と4位に浮上したG大阪がまだ発展途上段階にあることを強調した。