【G大阪】松田陸と山田康太がフルメニュー消化 競争高めて苦手アウェーFC東京戦へ

ガンバ大阪は23日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。

26日のFC東京戦(味スタ)を見据えた約1時間半のトレーニングには、けがで戦列を離れていたDF松田陸(32)、MF山田康太(24)の姿もあった。

3月に離脱した松田は、先週から合流してフルメニューを消化。当初は左腓腹筋(ひふくきん)肉離れとされていたが、その後の検査で肉離れだけではなかったことが発覚。「ふくらはぎの腱(けん)が切れていた」ということで、復帰まで約2カ月半を要すことになった。

G大阪に加入し、出番を得た直後での離脱にはなったが、松田は「けがはつきもの。また強くなって戻ればいい」と切り替えた。その言葉通り、全身の筋トレにも入念に取り組み、パワーアップして帰ってきた。

チームは現在4位と好調だが、外から試合を見ることで、松田は攻撃面での改善イメージを膨らませてきた。「僕の前は速い選手が多いし、僕が後ろから作って、1対1を作ってあげられれば。ビルドアップをもう少し安定させていきたい」。同じ右サイドバックのDF半田陸(22)とは違った強みも生かしてチームに貢献する考えを口にした。

臀部(でんぶ)を痛めて離脱していた山田も、全てのメニューをこなした。抱えていた負傷は「筋肉系というより、筋肉の奥の関節損傷だった」ということで、様子を見ながらの復帰になったようだが、この日は豪快なジャンピングボレーを決めるなど軽快な動き。メンバー入りも遠くないことを感じさせた山田は「プレーし続けることが大事だと感じた。チームのためにもコンディション管理をしていきたい」と話し、復帰に向けて意欲を見せた。

アウェーFC東京戦はルヴァン杯含めて4連敗中。02年9月以降の公式戦23戦では1勝5分け17敗と極端に苦手にしている鬼門となるが、主力選手が戻り、練習から激しい競争が繰り広げられている今回は、連敗記録をストップさせる絶好の機会となりそうだ。【永田淳

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