【G大阪】山下諒也が加入後初先発でアシスト「打ちたかったけど可能性が高い方を選びました」

<明治安田J1:G大阪3-1川崎F>◇19日◇第15節◇パナスタ

ガンバ大阪に今季加入したMF山下諒也(26)が移籍後初先発し、圧倒的なスピードとアシストでチームの勝利に貢献した。

右MFで出場した山下は開始直後から攻撃だけでなく守備でもその速さを生かして相手にプレスをかけ、川崎フロンターレのパスワークに乱れを生んだ。後半25分に右CKから生まれた逆転弾は、左MFウェルトン(26)との迫力あるカウンターアタックから獲得したことがきっかけになった。

同36分には、MF倉田秋(35)の得点をアシストした。ペナルティーエリア内でFW坂本一彩(20)からパスを受けた山下は、ゴールを意識しながらも中央の倉田へのお膳立てを選択。その場面を振り返って山下は「打ちたかったですよ(笑い)めっちゃ打ちたかったけど、ボールが来る前に(倉田)秋くんの位置がわかっていて、可能性が高い方を選びました。あそこで2点差にできるのは大きかった」。チームの勝利のために自身の欲を抑え、最善のプレーをチョイスした。

今季ダニエル・ポヤトス監督(45)は、なかなか得点できない際に「エゴを捨てること」と口酸っぱく伝えてきた。その考えが浸透していることを強く感じさせる山下のプレーでG大阪は試合を決めて4位浮上に成功。格の違うスピード見せたアタッカーはここからもチームのために走り続ける。【永田淳】

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