J1・G大阪「最少失点」「最少得点」の新たなスタイルで上位進出目指す

今季のサッカーJ1で最少失点、最少得点の「堅いチーム」に生まれ変わったG大阪は18日、ホームのパナソニックスタジアム吹田で19日に開かれる川崎戦に向けた取材対応を行い、スペイン人のダニエル・ポヤトス監督は「暑くなると思うので、どちらがボールを持てるかがカギになると思う」とポイントを挙げた。

過去の対戦では撃ち合いになるケースが多く、昨年は2-0、4-3で2試合ともG大阪が勝利している。しかし、今季のG大阪はここまでリーグ最少タイの10失点と堅守が光るチームに〝変身〟。そのあたりを踏まえて「選手も入れ替わっているし、昨年とは(戦い方も)違うと思う」と話した指揮官は「相手の前線のプレスをどうかわすか。かわせばDFラインにはもろさもあると思う」と相手の守備網を破る手応えを口にした。

一方で、得点も最少タイの11点。複数得点を挙げたのは今季14試合中2試合だけだが、指揮官は「チャンスはつくれているし、このまま続ければ結果は出てくると思う」と今後の〝爆発〟に期待を寄せた。抜群のポジショニングとこぼれ球の回収で攻守の要となっているMF鈴木徳真は「セカンドボールを拾って攻撃につなげるのは意識している。しっかり守ってからゴールを狙うのがセオリー。そういった意味でセオリー通りにできている。今はしっかりとチームがつくれていると思う」と言葉に力を込めた。

現在、6勝4分け4敗の勝ち点22で6位につけるG大阪。新たなスタイルで上位進出を目指す。

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