G大阪・宇佐美が逆転Vへ虎視眈々 逆転Vへ長谷川監督がキーマンに指名 デイリースポーツ 12月5日(土)7時0分配信

「Jリーグ・チャンピオンシップ・決勝第2戦、広島-G大阪」(5日、エディオンスタジアム広島)

第1戦を2-3で落とした昨季王者のG大阪は4日、大阪府吹田市内で約1時間半、非公開で最終調整。長谷川健太監督(50)は、キーマンにFW宇佐美貴史(23)を指名した。

誰ひとり、望みを捨てている者はいない。逆転優勝には最低でも2得点が必要だが、長谷川監督は「調子は上がっている。大一番でエースのゴールに期待したい」と、宇佐美をキーマンに指名。宇佐美は「期待に応えて、チームを勝たせたい」と決意は固い。

今季、得点ランクは3位に終わった。それでも、エースとしての使命は変わらない。「ゴールに結びつけることが、自分の存在価値」。現在クラブでは10戦不発だけに「悔しくて、ふがいない。そんな負の感情をプラスに変えたい」と、ゴールに飢えている。

厳しい状況での勝負強さはG大阪の象徴だ。浦和を延長の末に破ったCS準決勝が印象的だが、アジア・チャンピオンズリーグでの経験値も高い。1次リーグは開幕から2連敗したものの、3連勝で通過。準々決勝は後半ロスタイムに勝ち越しゴールを決めた。

昨季から広島戦は4勝1分け2敗。エディオンスタジアムで1得点している宇佐美は「失うものは何もない」と、逆転Vへ虎視眈々(たんたん)。このままでは終われない。

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