【名古屋グランパス】前節復帰のFWユンカー、昨季の“戦友”G大阪・中谷進之介との対戦熱望 「状態は良い」初得点を狙う

名古屋グランパスは11日、G大阪戦に臨む。FWユンカー(30)は、昨季ともにプレーしたG大阪のDF中谷進之介(28)との対戦を待望。今季初得点を狙う。8日は、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで調整した。

心地よい風、うららかな陽光に、貴公子の横顔が輝いた。ユンカーは、質問に「中谷」の名が出ると思わず笑みがこぼれ「どちらかというと、中谷の方が僕との対戦にナーバスになってるんじゃないかな」とジャブを打った。

昨年の移籍後は、英語が堪能な中谷とは公私ともに仲のいい間柄だった。「ナイスガイ」と表現する中谷との対戦に「ディナーに一緒に行ったこともあるし、ピッチの内外で自分のことを助けてくれた。一緒にプレーできないのは寂しいけど、会えるのは楽しみ」と胸を躍らせている。

表情が明るいのは、戦友との対戦がうれしいだけではない。6日の広島戦(Eピース)で、右膝内側半月板損傷から約2カ月ぶりの復帰。後半36分からのプレーながら、勝ち越し点を呼び込む動きをした。

やや早めにも思えた復帰から2日たったが「状態は良い。100%治りきったわけではないから、うまく様子を見なければならないが、しっかり試合に絡めてほっとした」と、上々のコンディションに、自然と穏やかな口調となった。

ただ、満ち足りたわけではない。「得点を決めてこそ安心できる」と点取り屋は自らの結果を求めた。「自分がやれることは、チームの勝利に貢献すること。中谷にとらわれることなく全力を尽くしたい。彼がどういう気持ちかは、試合後の楽しみにしたい」。積もる話は、自身の得点、そして勝利の後だ。

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