ガンバ大阪FW宇佐美貴史（31）が、初の“バースデーダービー”を勝利で飾り、最高の形で32歳をスタートさせることを誓った。

5日は大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行い、翌日のセレッソ大阪との大阪ダービー（パナスタ）に向けて調整。宇佐美は「自分たちの順位が良かろうが悪かろうが、そういったものに左右されないのがダービー。状況が良くない時は勝ってそこで一気に切り替えられる、そういうパワーのある試合」と話し、3日のアビスパ福岡戦で敗れて今季2度目の連敗中だが、このタイミングで迎えるダービーを前向きに捉えた。

練習前後には駆け付けたサポーターから激励を受け「しっかりダービーの前日を意識して、そういう空気を持った中で練習できた。今の流れをポジティブに変えるためにも、ダービーぐらいのビッグマッチがあるっていうのは、チームにとってすごくいいこと」と注目の一戦に向けて力を込めた。負傷を抱えていたことで福岡戦はベンチスタートとなったが、順調に回復。「ギアをグッと上げた状態でも痛みを感じなくなってきているので、肉体的なコンディションはいい方向に来ている」とし、この試合には良い状態で臨むことができそうだ。

試合が行われる6日は自身32歳の誕生日。初めて誕生日にダービーを戦うことになる宇佐美は「勝てればそれが何よりの誕生日プレゼントになる。自分でその勝ちをたぐり寄せるようなプレーができれば、さらにハッピーな誕生日になるんじゃないかな」と特別な一戦を楽しみにした。

リーグでの大阪ダービーでは5連敗中で、直近9試合では2分け7敗と未勝利。この状況にエースは「やっぱり払拭したいし、ダービーで勝つっていうことをもう一回、久しぶりに味合わせてあげたい」と19年5月以来となる勝利を約束した。【永田淳】

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