J1のG大阪・宇佐美貴史「相手よりユニホーム汚す」C大阪との「大阪ダービー」当日の6日が32歳の誕生日

サッカーJ1は6日、G大阪とC大阪が対戦する公式戦63度目の「大阪ダービー」がG大阪のホーム、パナソニックスタジアム吹田で行われる。通算成績はG大阪の28勝12分け22敗だが、近年のJ1リーグ戦ではC大阪が5連勝中で9試合連続負けなし(7勝2分け)と好成績を残している。前日の5日は両チームの監督らが報道陣の取材に応じ、今季初の大阪ダービーに臨む意気込みを語った。

4勝3分け4敗の10位につけるG大阪はリーグ戦2連敗中。スペイン人のダニエル・ポヤトス監督は「特別な試合。勝てば3ポイント以上の喜びがあるし、負ければ心の傷になるほどの悲しみがある」とダービーを定義した上で「監督として、ファンに喜びを届ける責任を感じる」と強調する。パナソニックスタジアム吹田でG大阪が大阪ダービーを制したのは2019年が最後だが、「しっかり流れを変えていきたい」と意欲を口にした。

6日に32歳の誕生日を迎える元日本代表FW宇佐美貴史は「自分たちのサッカーをすることもだが、苦しい時間に耐えしのげるかもキーになる。もう一回全員でベーシックなところを出していくべき。球際とか試合の入りとか、試合が終わったときに相手よりもユニホームが汚れているとか…」とポイントを挙げて「大阪ダービーはパワーのある試合。今の流れをポジティブに変えるためにはダービーぐらい大きな方がいい」と言葉に力を込めた。

一方、5勝5分け1敗で3位のC大阪も3試合勝利から遠ざかっており(2分け1敗)、踏ん張りどころ。オンラインで取材に応じた小菊昭雄監督は「ダービーというのは原点に戻る大きなきっかけ。(チームが)再加速する上でも大きな試合だと思っている。内容、結果にこだわっていきたい」と熱い思いを口にした。

「(中2日で)準備する期間は短かったが、チームは試合をしながら常に成長している。(ダービーは)毎回、素晴らしい雰囲気で試合ができている」と話したMF奥埜博亮は「自分たちのサッカーをすること。後はあまり熱くなり過ぎないようにしたい」と平常心で臨む考えを示した。

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