鹿島 28日にG大阪戦 ポポヴィッチ監督はFW宇佐美を警戒「一番状態がいい」
鹿島は28日に敵地でG大阪と対戦する。開幕戦の名古屋戦で勝利して以降、アウェーは3月9日の町田戦から4連敗。前節の鳥栖戦も2―4で敗れた。27日にオンライン取材に応じたポポヴィッチ監督(56)は「サポーターの皆さんには、アウェーであってもまるでホームで戦っているような雰囲気を常につくってもらっている。我々の良さを出して勝利を得ることで、彼らに応えていきたいし、恩返ししていきたい」と必勝を期した。
ポヤトス体制2年目のG大阪については「バランス良く整ったチーム。攻守において約束ごとをしっかりと理解した中で戦えている印象がある」と完成度の高さを強調。要注意選手にはFW宇佐美貴史を挙げた。「バイエルンに行った当時から注目している選手だけど、(今が)一番状態がいいと思う。プレーだけでなく、人間としても成熟して、それが質の高いプレーにつながっていると感じている」。開幕から3試合連続得点を決めるなど、今季出色のパフォーマンスを見せている相手エースに最大級の警戒を示した。
チームは今週25日に、開幕後は初めてとなる2部練習を実施。過密日程で練習時間が制限される中、攻守で戦い方を再確認した。「強度の高いトレーニングがなかなかできていなかった中で、非常にいい準備ができたと思う」と指揮官。9日間で3試合が控えるGW3連戦で、上昇気流に乗る。