【G大阪】逆転V2へ超攻撃!状況見て布陣チェンジ スポーツ報知 12月4日(金)7時6分配信

G大阪が広島との明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ(CS)決勝第2戦(5日・Eスタ)へ、“超攻撃的布陣”で逆転2連覇にかける。ホームでの第1 戦(2日)は2―3と敗れ、優勝へは最低でも2得点以上が必要な状況。長谷川健太監督(50)は時間帯に応じて超攻撃的なメンバーにシフトし、逆転を狙う ことを明かした。広島は第1戦で無得点に終わったFW浅野拓磨(21)が優勝を決めるヒーロー弾を誓った。

もう長谷川監督の腹は据わっていた。ロスタイムに2失点しての逆転負けから一夜明けた3日、チームは大阪府吹田市内でサブ組が調整。2日の試合で長い時 間プレーした主力組は、プールでの回復トレーニングに努めた。第1戦の結果を受け、優勝には2点差以上勝ち、または4点以上奪っての1点差勝利が必要 (3―2なら延長戦)。それでも「まだ終わったわけじゃない。厳しい状況だけど、決して不可能ではない」と指揮官は言い切った。

過去2年、広島との対戦成績は4勝1分け2敗と決して相性は悪くない。しかし2点差以上の勝利は1試合のみで、常に接戦を繰り広げている。「早い段階で 先制点を取りたい。あとはどのタイミングで攻撃的な選択をするのか」と采配のイメージを膨らませた。1―0の勝利では頂点に届かないという現状を踏まえ、 時間帯を見て超攻撃的な布陣を投入する考えを示した。

現在の基本布陣は4―2―3―1だが、指揮官は今季、柔軟な選手起用で、全員で戦う姿勢を示してきた。第1戦で先制点を挙げた191センチFW長沢と、 189センチFWパトリックのツインタワーや、過去の出場した広島戦で3戦2発と好相性のFWリンス投入も考えられる。さらに、攻撃力の高いDF藤春、米 倉の両サイドバックを高い位置に上げての総攻撃もある。

DF丹羽は「僕らが先制して1―0になれば、広島の選手の顔色は変わる。そのまま守りきるのか、1点を取りにくるのか。そういう駆け引きを、優勝が決まる試合でできるのは楽しみしかない」と不敵に笑った。昨季の3冠王者に、あきらめムードはまったくない。

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