【プレビュー】J1唯一の土曜開催!初勝利を目指す札幌とクラブ新記録の開幕6試合無敗を狙うG大阪が激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは4月6日から7日にかけて第7節が開催。札幌ドームでは、北海道コンサドーレ札幌とガンバ大阪の一戦が行われる。
対照的なスタートを切っている札幌とG大阪がJ1唯一の土曜開催ゲームとして札幌の地で激突する。
札幌は苦しいスタートとなっている。ここまで開幕から6試合勝利がなく、1分5敗で最下位に沈んでいる。水曜日に行われた前節の名古屋グランパス戦は、DF馬場晴也のゴールで今季初めて先制できたものの、PKで追いつかれ、最終的には終了間際にカウンターからの失点で17年以来の5連敗。まずは今節、この流れを何としても断ち切ることが最大のミッションとなる。
ただ開幕から3試合は無得点が続いていた中で、その後3試合は得点が生まれており、札幌の最大の武器でもある攻撃で改善傾向にあることはポジティブに捉えるべきだろう。その上で初勝利を掴むためには、2点目を仕留めること。今季、一度もない複数得点を奪えるかが勝ち点3への最大の焦点となる。
そのためには札幌らしい攻撃的なスタイルを最大限発揮することが大切なポイントだろう。その上で前節は、ベテランMF宮澤裕樹が復帰を果たし、ビルドアップでの安定感をもたらす働きを見せたことは収穫だ。一方で前線は、G大阪から期限付き移籍中のFW鈴木武蔵が出場できない穴をどう埋めていくか。昨季はリーグ3位の得点数を誇ったミシャ・スタイルで、待望の初白星を手にしたい。
対するG大阪は、1試合未消化試合がありながらも2勝3分と無敗をキープし、開幕からの無敗でクラブ記録に並んでいる。ただ前節は、京都サンガF.C.と対戦し、今季初めて得点を奪えず、スコアレスドローで決着。この連戦、負けはないものの、勝ち切ることもできていないだけに、今節は再び勝利を飾り、勢いを取り戻したいところだ。
また10日に未消化分の第3節・横浜F・マリノス戦を控えており、来週まで連戦は続く。中3日で臨んだ前節は、前々節のサンフレッチェ広島戦からMFダワンに替えてMFネタ・ラヴィを先発で起用する最小限の変更に留めており、前節はMFファン・アラーノも負傷交代。その中で迎える中2日でのアウェイゲームにどんなメンバーをチョイスするか。ダニエル・ポヤトス監督の決断には注目が集まる。
注目はFWウェルトンだ。第4節・ジュビロ磐田戦から3試合連続で先発しており、広島戦では移籍後初得点もマークし、着実に存在感を高めている。だが、前節は決定的なチャンスがあった中で、それを仕留められず、チームに勝ち星をもたらすゴールを仕留め切れなかった。一度スピードに乗ったら手をつけられないブラジル人快速アタッカーには前節の雪辱を晴らすゴールを期待したい。
チーム状況は対照的。だが、両者の直近の対決では、札幌が3勝2分と負けなし。その相性を続けたい札幌が未勝利のトンネルから抜け出すか、対するG大阪がアウェイで無敗を維持し、開幕からの無敗記録を更新するか。注目の一戦は6日、14時にキックオフを迎える。