【一挙プレビュー】J1は神戸と横浜FMによる”昨季1位・2位対決”に注目! J2では甲府と清水が勝ち点2差で”富士山ダービー”に臨む | Jリーグ

4月6日から7日に開催されるJリーグ(J1・J2)の試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの10試合、J2リーグの10試合が各地で開催される。

●【動画】アルビレックス新潟 小島亨介&高木善朗インタビュー

4月6日

4月7日

13:00 東京ヴェルディ vs 柏レイソル(J1)

東京VはDF谷口栄斗、MF山見大登のゴールで逆転勝利。実に5646日ぶりとなる、待ちに待ったJ1復帰後初勝利を飾った。前節も75分以降に2得点を奪うなど、ここ3試合は終盤に驚異的な粘りを発揮。連勝を狙う今節はU23日本代表に選出されたMF山田楓喜の左足に注目だ。

柏は上位のC大阪と1-1の引き分け。3試合勝利なしとなったが、初先発のMF島村拓弥が同点ゴールをアシストするなど、存在感を残したのは収穫だ。そしてこちらもFW細谷真大、DF関根大輝の2人がU23日本代表に選出。中でも、細谷には今季初ゴールの“置き土産”に期待したい。

13:00 ロアッソ熊本 vs V・ファーレン長崎(J2)

熊本は山口を逆転で下し、今季初の連勝を達成。J2最年少得点記録を更新した第7節の初ゴールに続き、途中出場のFW神代慶人が2本のPKをしっかりと決めて勝点3獲得の立役者となった。昨季の長崎戦は2戦2敗に終わったが、驚異の活躍を続ける16歳とともに3連勝をつかめるか。

対する長崎は山形を下して3位に浮上。チームの好調をけん引しているのが直近5戦4発のMFマテウス・ジェズスだ。前節は先制ゴールに加え、力強いボール奪取からFWフアンマ・デルガドの追加点をお膳立て。首位の背中が見えてきた中で迎える3連戦最終戦も背番号6に大きな期待がかかる。

14:00 アルビレックス新潟 vs セレッソ大阪(J1)

新潟は先発10人入れ替えが裏目に出る形で4試合ぶりの黒星。それでも、DF遠藤凌やMF長谷川巧が今季初先発を飾るなど、あらためてチーム全体で戦う意思が示されたことは今後につながる要素だ。ホームで仕切り直しを図る今節、“水曜組”が見せた姿はチームに相乗効果を生み出すか。

C大阪は引き分けで連勝が『3』でストップ。ただ、クラブ新記録をさらに更新する開幕6試合負けなしと順調に勝点を積んでいることを前向きに捉えたい。昨季1分1敗の新潟と相対する今節は中盤の主導権争いがポイント。DF登里享平の“偽SB戦術”も活用し、押し込む流れを作りたい。

14:00 京都サンガF.C. vs ジュビロ磐田(J1)

京都は2試合連続のドロー。ただ、終盤の2失点で追いつかれた前々節を経て、前節は最後まで足を止めず、価値ある勝点1を持ち帰った。また、前節はMF安齋悠人がプロ初先発。高卒ルーキーとして史上3人目の開幕戦ゴールを決めた逸材は、すでに指揮官から厚い信頼を寄せられている。

磐田は今季2勝目で降格圏を脱出。GK川島永嗣の好セーブで流れを呼び込むと、FWジャーメイン良が2得点を奪い、勝利の立役者となった。覚醒気配の漂うエースはこれで早くも今季7得点目。得点ランキングトップを独走する快速FWは、J1序盤戦の顔として鮮烈なインパクトを残している。

14:00 ヴィッセル神戸 vs 横浜F・マリノス(J1)※PICK UP MATCH

神戸は今季初の連勝がまたもお預けに。前節はDF広瀬陸斗、DF飯野七聖が負傷交代を強いられた一方で、MF佐々木大樹が第2節以来の復帰を果たした。注目の昨季1位・2位対決に臨む今節はMF扇原貴宏に注目。今季はここまで全試合に先発を続けており、この古巣戦でも中盤を支配したい。

横浜FMは川崎Fとスコアレスドロー。作った決定機の数を踏まえれば勝点2を失った格好だが、その試合内容は今季ベストと呼べるポジティブなものだった。今節のキーマンはDF畠中槙之輔。昨季得点王のFW大迫勇也を封じつつ、前節のように攻撃の起点としても存在感を示したい。

14:00 サンフレッチェ広島 vs 湘南ベルマーレ(J1)

広島は開幕から無敗だった首位の町田に土をつけ、勝点1差に肉薄。昨季からの連続無敗を『12』に伸ばし、クラブ新記録を樹立した。初の連勝を狙う今節は前節4得点目をマークしたFW大橋祐紀に注目。加入以来エースとしてチームを牽引するFWは今節、自身初となる古巣対決に臨む。

湘南は痛恨の逆転負けで2連敗。MF福田翔生ら多くの選手が初先発を果たし、前半は良い内容を見せたが、追加点を奪えなかったことが致命傷となった。連敗ストップのキーマンはU23日本代表のMF田中聡。フル出場を続ける中盤の心臓はアジアカップ前最後の一戦で勝利に導けるか。

14:00 モンテディオ山形 vs 鹿児島ユナイテッドFC(J2)

山形は長崎に0-2で敗れ、第2節以来の連勝とはならず。とはいえシュート数では相手を上回るなど内容面は悪くなく、切り替えて今節に臨みたいところだ。期待がかかるのはMFイサカゼイン。直近2試合は途中出場が続いているが、スピードに乗った仕掛けでチームの突破口を開けるか。

鹿児島は甲府に敗れて4試合勝利なし。連続無得点も4試合に伸び、もどかしい時期が続いている。2ポイント差で先行する山形との今節は、ここまで全試合に先発してきたMF田中渉が契約の関係で出場不可。トップ下に誰を起用するのか大島康明監督の選択が焦点となりそうだ。

14:00 栃木SC vs レノファ山口FC(J2)

栃木はクラブワーストとなる8失点で千葉に大敗。中3日で試合がすぐにやってくることをプラスにとらえ、切り替えてホームゲームに臨みたい。注目はFW矢野貴章。不在だった千葉戦は前線からのプレスがハマらなかっただけに、そのスイッチを入れる役割として期待がかかる。

山口はホームで熊本に敗戦。DF平瀬大の3戦連続ゴールで先制したものの、終盤に2本のPKを与えて逆転負けを喫した。スコアこそ異なるが、こちらも悔しい前節からのバウンスバックを果たしたい一戦。難関となっている栃木でのアウェイ戦でJ2通算100勝を達成できるか。

14:00 ザスパ群馬 vs 水戸ホーリーホック(J2)

19位の群馬は連勝を狙った前節、大分に0-2で敗戦。ホームでの連敗は『4』に伸びてしまった。水戸戦は栃木を含めた3クラブで争う“北関東ダービー”の今季初戦。4戦全勝で“完全制覇”を達成した昨季に続く勝利をつかみ取り、サポーターの溜飲を下げたいところだ。

対する水戸は3試合連続のドロー。7試合勝ちなしとなり、群馬と1ポイント差の18位に低迷している。開幕節以来に先制点を奪うなど、前節の秋田戦で手にした収穫は決して少なくない。内容を今度こそ結果につなげられるか、今節からのダービー2連戦でまさに真価が問われる。

14:00 横浜FC vs いわきFC(J2)

横浜FCは開幕から無敗を続けていた首位・岡山に3-1で完勝。4位に順位を上げ、勝点2差の8位・いわきをホームに迎える。前節はDF福森晃斗がセットプレーから全3得点をアシストする圧巻の活躍。“反則級”ともいえる左足の正確なキックは今節も相手の脅威となるはずだ。

対するいわきも藤枝を3得点で撃破。前々節の敗戦を引きずることなく会心の完封勝利を収めた。注目は2点目をアシストし、さらには加入後初得点で試合を決めたMF西川潤。22歳のレフティーは桐光学園高の先輩・福森に負けない存在感を放ち、チームを第4節以来の連勝に導けるか。

14:00 ヴァンフォーレ甲府 vs 清水エスパルス(J2)

甲府はアウェイで鹿児島を下し4試合ぶりの勝利。5位に順位を上げ、勝点2差で先行する清水との一戦に臨む。昨季4月の対戦では1-0で勝利。敵将のゼ・リカルド監督(当時)に引導を渡す形となった。あれから1年、待望の今季ホーム初勝利を“富士山ダービー”でつかめるか。

2位・清水は前節終盤に追いつかれドロー。首位浮上の好機を逸して後続との勝点差が縮まった。昨季1分1敗に終わった相手にリベンジを果たしたい今節、注目は古巣対戦のMF中村亮太朗。前節はトップ下でも輝きを放っており、3試合ぶりの白星に向けチームをけん引したい。

14:00 藤枝MYFC vs ベガルタ仙台(J2)

藤枝はアウェイ2連戦にいずれも0-3で敗戦。前節のいわき戦では消極的なプレー選択も見られただけに、“勇気”を取り戻すことがカギとなりそうだ。3試合ぶりにホームで戦う今節はFW矢村健に注目。後半ATに決勝ゴールを挙げた昨季の対戦に続き、勝点3への使者となれるか。

逆転負けを喫した仙台は開幕からの無敗がストップ。これまで盤石だった守備にほころびが生じ、クロス対応に課題を残した。キーマンは今季の2得点を敵地で挙げているFW中山仁斗。自らのゴールでチームに勝利を呼び込み、次節に控える山形との“みちのくダービー”へ弾みをつけたい。

14:00 徳島ヴォルティス vs ジェフユナイテッド千葉(J2)

徳島は増田功作暫定監督の初陣にドロー。清水でのアウェイゲーム、また後半ATに同点ゴールを奪ったことを考えても、価値の大きな勝点1となった。今季はホームでここまで4戦全敗。クラブが大きく揺れている中、サポーターに今度こそ勝利を届けたいところだ。

千葉の前節はクラブ最多記録を更新する8ゴール。5試合ぶりの勝利を派手に飾り、反撃の狼煙を上げた。キーマンは加入2戦目で早くもチームにフィットしたMF品田愛斗。自在のパスでチームを司り、このカードでは2018年以来となる白星をもたらすことができるか。

14:00 大分トリニータ vs ブラウブリッツ秋田(J2)

大分は群馬を下して9位に浮上。3位との勝点差はわずかに『3』で、今節の結果次第ではジャンプアップの可能性も十分だ。キーマンは期限付き移籍から復帰した今季、守護神の座をつかんだGK濵田太郎。ホームでの連続無失点試合を『4』に伸ばし、チームを連勝に導けるか。

対する11位・秋田の前節はホームでドロー。試合の入り方に課題を残したが、今季3点目をマークしたFW佐藤大樹の決定力は心強い。大分戦ではJ3時代も含めて2分4敗といまだ勝利なし。得意のセットプレーから相手の堅守をこじ開け、相性の悪さを払拭したい。

15:00 浦和レッズ vs サガン鳥栖(J1)

浦和は後半に逆転を許し、連勝とはならず。それでも、FWチアゴ・サンタナが驚異的なロングシュートを突き刺し、2試合連続ゴールと状態を上げていることは好材料だ。今季は6試合で無失点は一度のみと堅守が揺らいでおり、今節はGK西川周作を中心にもう一度守備の手綱を引き締めたい。

鳥栖は神戸と引き分け、連敗を『3』でストップ。連敗中は複数失点が続いていただけに、昨季王者を完封したことは自信につながる。そして、後半には新加入のMF中原輝が待望の初出場。昨季東京VのJ1昇格に大きく貢献したレフティーは、19位と低迷するチームの救世主となれるか。

15:00 川崎フロンターレ vs FC町田ゼルビア(J1)

川崎Fは横浜FMとの“神奈川ダービー”で0-0の引き分け。後半には退場者を出したが、しぶとく勝点1を掴み取った。2試合連続無失点に貢献したのがDF高井幸大だ。この2試合は抜群の対人能力が光り、4日にはU23日本代表に招集。2年目の大型DFはいま、急成長を遂げている。

町田は広島との上位対決に敗れ、今季初黒星。開幕からの快進撃は一旦ストップとなったが、一度も連敗せずにJ2王者まで駆け抜けた昨季同様の修正力を見せられるか。“柔”の川崎Fに対し、“剛”の町田。互いの強みは対照的だが、磨き続けるスタイルで真っ向勝負を挑む。

15:00 名古屋グランパス vs アビスパ福岡(J1)

名古屋は開幕3連敗のあとに3連勝と一気に借金を“完済”。前節も先制を許したが、PKと速攻から鮮やかに試合をひっくり返した。苦しい台所事情の中で、MF吉田温紀やMF倍井謙とアカデミー選手の奮闘も嬉しい話題。ホーム7連勝中と絶好の相性を誇るカードで、さらに連勝を伸ばしたい。

福岡はFWシャハブ・ザヘディの2試合連続ゴールで、4試合ぶりの白星。新たに加わったイラン国籍FWは強靭なフィジカルを武器に、早くもエースとしての存在感を放っている。今節は全敗中のスタジアムに乗り込むが、アウェイ初勝利を飾った横浜FM戦と同様、負の歴史に終止符を打ちたい。

15:00 愛媛FC vs ファジアーノ岡山(J2)

愛媛は今季初の連勝で6位に浮上。後半に2得点を奪う鮮やかな逆転勝利で、ここまで無敗だった仙台に土をつけた。大きく自信をつけてホームに帰還する今節も貫くのはチャレンジャーとしての姿勢。全員がハードワークする“ノンストップ・フットボール”を体現し、首位撃破を狙う。

対する岡山はセットプレー3発に沈み今季初黒星。首位こそ守ったものの、後続との勝点差が詰まった状況で3連戦の最終戦を迎えることになった。悲願の昇格へ向け連敗は避けたい中、期待がかかるのは出場停止明けのDF柳貴博。攻守に違いを見せ、右サイドで起点となりたい。

17:00 FC東京 vs 鹿島アントラーズ(J1)

FC東京はMF荒木遼太郎、MF松木玖生のアベックゴールで逆転勝利。22年以降負けなしの国立競技場で、勝負強さを見せつけた。再び“聖地”で戦う今節だが、荒木は契約上の理由で欠場。前節はFWディエゴ・オリヴェイラ、FW小柏剛がメンバーから外れた中、キーマン不在を埋められるか。

鹿島は今季2度目の完封負けで、3連勝とはならず。ただ、MF佐野海舟が復帰したことは明るいニュースで、3連戦の最終戦を勝利で締めくくりたい。ここ最近は左サイドでの起用が続くFWチャヴリッチが、マッチアップが予想されるDF長友佑都との攻防でどんなプレーを見せるか注目したい。

<4月6日の対戦カード(J1)>

14:00 札幌 vs G大阪

<4月7日の対戦カード(J1)>

13:00 東京V vs柏

14:00 新潟 vs C大阪

14:00 京都 vs 磐田

14:00 神戸 vs 横浜FM

14:00 広島 vs 湘南

15:00 浦和 vs 鳥栖

15:00 川崎F vs 町田

15:00 名古屋 vs福岡

17:00 FC東京 vs 鹿島

<4月7日の対戦カード(J2)>

13:00 熊本 vs 長崎

14:00 山形 vs 鹿児島

14:00 栃木 vs 山口

14:00 群馬 vs 水戸

14:00 横浜FC vs いわき

14:00 甲府 vs 清水

14:00 藤枝 vs 仙台

14:00 徳島 vs 千葉

14:00 大分 vs 秋田

15:00 愛媛 vs 岡山

<4月6日の対戦カード(J3)>

13:00 鳥取 vs 福島

13:00 今治 vs 長野

14:00 大宮 vs FC大阪

14:00 相模原 vs岐阜

14:00 富山 vs 北九州

14:00 金沢 vs 松本

14:00 沼津 vs 岩手

14:00 宮崎 vs 奈良

<4月7日の対戦カード(J3)>

14:00 八戸 vs 琉球

14:00 讃岐 vs YS横浜

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