【G大阪】主力離脱での連戦にポヤトス監督「自分にとってすごく必要な選手たち」と若手に期待
ガンバ大阪は4日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行った。
3日夜に京都サンガ戦を終えたばかりのため、主力組はリカバリーのみで休養に努めた。
6日の北海道コンサドーレ札幌とのアウェー戦(札幌ドーム)に向けて取材に応じたダニエル・ポヤトス監督(45)は「過密日程では選手のコンディションがすごく大事。メンタルと体がフレッシュであればいいプレーができるので、その調整は大事になってくる。できるだけ試合にフレッシュな状態で迎えられるようにしたい」とまずは選手のケアに重点を置く考えを示した。
京都戦ではチュニジア代表FWイッサム・ジェバリ(32)が今季初出場を果たした一方で、今季トップ下の位置で攻守に躍動してきたMF山田康太(24)とファン・アラーノ(27)が負傷交代。当初連戦でのメンバー入れ替え示唆していたポヤトス監督は、そのプラン変更を余儀なくされそうだ。それでも指揮官は「今いる選手で最大限のパフォーマンスを出していく。信頼してやっていきたい」と選手の奮起に期待した。
その中で名前を挙げて期待をかけられたのが、FW坂本一彩(20)とMF美藤倫(22)の2人だ。ポヤトス監督は「一彩には満足しているし、状態も良くて未来がある選手だと思っている。倫も含めて成長曲線が上がってきているし、良い準備ができている。自分にとってすごく必要な選手たち」と現状を評価した。
坂本は今季開幕スタメンを果たし、その後3試合に途中出場。3日の京都戦では後半開始からトップ下で出場し、FW宇佐美貴史(31)と縦関係のコンビ形成。宇佐美から「9番(トップ)と10番(トップ下)を入れ替えながらやろう」と言葉を受けた坂本は「2人の関係性を考えた。離れて孤立しないように」と意識した動きで変化を付けた。22年に1点決めているものの、今季はここまで無得点で得点への意欲は強まるばかり。「徐々にゴールは近づいている。次は決めたい」。チャンスを与えられれば、ゴールという結果で応えるつもりだ。【永田淳】