【サッカー】G大阪GK一森純が好セーブ連発 スコアレスドローでクラブ記録に並ぶ開幕5戦負けなし
◆明治安田J1リーグ▽第6節 G大阪0-0京都(3日・パナソニックスタジアム吹田)
G大阪はホームで京都とスコアレスドローに終わり、2勝3分けでクラブ記録に並ぶ開幕5戦負けなし。C大阪は敵地で柏と1―1で引き分け、開幕6戦無敗としたが、4年ぶり首位奪取はならなかった。神戸もアウェーで鳥栖と0ー0ドロー。関西4クラブが同日にそろって引き分けたのは初。
今年のガンバは、しぶとい。試合終了間際のピンチもゴール前で踏ん張った。互いに無得点で迎えた後半アディショナルタイム、速攻を仕掛ける京都にペナルティーエリア内まで侵入されたが、相手のシュートをGK一森が好セーブ。2004年、07年、17年に続く開幕5戦無敗に貢献した守護神は「皆がハードワークしてくれるおかげ。皆で勝ち取った勝ち点1」と胸を張った。
序盤から球際の強さで上回る京都に押し込まれたがゴールは許さず、今季2度目のクリーンシート(無失点試合)を達成。リーグワーストの61失点を喫した昨季は開幕5試合で11失点を許したが、今季はわずか3失点だ。昨年からの成長に、主力センターバックの元日本代表DF三浦は「後ろだけでなくチーム全体として良い守備ができている。全員がアグレッシブに戦えている」と手応え。横浜Mへの期限付き移籍から復帰した一森、名古屋から完全移籍で加入した中谷が守備陣に加わったことも大きい。
「0や最少失点で終われているのは自信につながる」と三浦。攻撃陣は今季初の無得点に終わり、MFファンアラーノとMF山田の負傷交代は6日の札幌戦(札幌ド)への不安要素ではあるが、16位と低迷した昨季からの巻き返しへ土台は固まりつつある。(種村 亮)