もし帰化できるなら…。日本代表に加えたいJリーグ外国籍選手(5)攻守に一流!? ガンバの働き者

サッカー日本代表ではかつて、ラモス瑠偉呂比須ワグナー三都主アレサンドロといったブラジルから帰化した選手たちがチームの中心として活躍していた。現在は彼らのような存在はいないが、他競技でも帰化選手の代表入りは珍しくなくなっている。そこで今回は現在Jリーグでプレーする外国籍選手の中から、日本代表で輝く姿を見てみたい選手をピックアップした。(データは2024年3月13日現在)

MF:ファン・アラーノ

生年月日:1996年9月2日(27歳)

所属クラブ:ガンバ大阪

国籍:ブラジル

Jリーグでの経歴:鹿島アントラーズ(2020.1~2022.7)、ガンバ大阪(2022.8~)

昨季リーグ戦成績:28試合7ゴール4アシスト

現在27歳のファン・アラーノは、様々な場面で輝きを放つことができるチャンスメイカーだ。鹿島アントラーズ、ガンバ大阪の2つのクラブでプレーしてきたアラーノは、中盤を支配するにはうってつけの選手である。

名門インテルナシオナルのユースからトップチームに昇格したアラーノは、コチリーバFCへレンタル移籍したのち、2020年に23歳の若さでアントラーズに加入した。移籍初年度からリーグ戦30試合に出場し4ゴール7アシストの好成績をマークすると、2022年夏に移籍したG大阪では昨季28試合で7ゴール4アシストを記録し、両方のチームで主力級の活躍を見せている。

そんなアラーノの魅力は卓越したボールコントロールにあるだろう。ブラジル人らしい独特なタッチで相手を寄せ付けずボールを保持し、一気にチャンスを作り出す。パスも秀逸であり、タイミングや方向が読めないパスで一気に決定機を演出することができる。攻撃の起点となれるアラーノの存在は欠かせない。

そして、献身的な守備も彼の持ち味だ。172cmと小柄な体格ではあるが、ピッチ上ではファイターとなってスプリントを繰り返し、球際の強さを見せてくれる。守備時の判断が的確であり、味方と連係してボールを奪い取るシーンを何度も見せてきた。G大阪では主に右MFのポジションでプレーしているが、ボランチのポジションでプレーさせてみても面白いだろう。

そのため、日本代表でプレーした場合も中盤の底を任せてみたい。現在日本代表のボランチは遠藤航と守田英正が不動の地位を築いているが、後続の選手がなかなか出てこないのが現状だ。アラーノがボランチに収まり2人と併用することができれば、代表の中盤はより他国の脅威となるはずである。

https://www.footballchannel.jp

Share Button