【G大阪】鈴木徳真「全力でやっている積み重ねが今」27歳誕生日にも浮かれず淡々と調整

ガンバ大阪は12日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。

雨の中でのトレーニングとなったが、選手は6対6+GKのメニューなどを元気にこなした。この日27歳の誕生日を迎えたMF鈴木徳真もテンポの良いプレーを披露。1-0で勝利した2日のアルビレックス新潟戦で見せた質の高さを発揮していた。

鈴木は新潟戦を「ホーム初戦ということで、流れが作れると思ったので、勝てたことはすごく良かった」と振り返りながらも、「個人的にはもう少し前にボールを入れたかった。それは(チームではなく)自分の問題だと思っています」と自己評価。「普通に縦パスを入れられる瞬間に入れなかった、その選択をしなかったというのがあった」と反省も口にし、改善すべき点へ意識を強めた。

誕生日という節目も「いつものことをやって、できるだけ波を作らないように」と話す鈴木にとっては、いつもの1日とあまり変わらないようだった。

「1回1回の練習を全力でやっている積み重ねが今、という考え方をずっとしている」

過去に思い描いていた27歳と比べてどうかという問いにも「そこまで想像していなかった」。前橋育英高の頃までは大きな理想をイメージすることもあったが「大学の時にはもう“今”を考えるようになって、(理想の姿を)描かなくなった」という知性派ボランチは、自分の決めたルーティンをしっかりとこなすことに重きを置いている。

「1試合を勝つために良い準備をする。それで自分の力がどんどん成長して、チームに還元されればいい」。27歳での初戦となる16日ジュビロ磐田戦(パナスタ)に向けても、背番号16は、いつもと変わることなく、淡々と準備を続ける。

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