なぜ獲ったの…。G大阪、謎すぎた歴代外国人選手(5)太り過ぎ!? 点取り屋は日本でのみ活躍できず
1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、ガンバ大阪で活躍できなかった外国籍選手を6人紹介する。※成績はガンバ大阪在籍時のもの。
FW:ゼ・カルロス(ブラジル)
生年月日:1983年4月24日
在籍期間:2010年~同年8月
Jリーグ成績:1試合0得点
ブラジル人のゼ・カルロスは、アジアでの実績は十分だったが、日本では全く活躍しなかった助っ人FWだ。
ゼ・カルロスは、2004年に韓国の蔚山現代でKリーグ19試合に出場して14得点を挙げた。2006年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で5得点を挙げ、全北現代の優勝に貢献するなどしたストライカーだ。
しかし、2010年に加入したガンバ大阪では、登録上の体重が85kgだったが、100kg近い状態で来日し、しばらく減量を命じられた。第4節のベガルタ仙台戦でJリーグデビューを果たし、ACLでは3試合に途中出場して1得点を挙げたが、信頼をつかむことができずに4月以降はピッチに立つことがなく、夏に退団している。
ゼ・カルロスはその後、2012年にブラジル2部でシーズン27得点を挙げて得点王に輝いている。コンディションさえ整っていれば、行く先々で結果を出しているだけに、ガンバ大阪にとっては悔やまれる失敗補強だったかもしれない。