G大阪、“名門”アヤックスとフットボール戦略パートナーシップで合意! 期間は3年間に
ガンバ大阪は4日、エールディヴィジに所属するアヤックスと3年間のフットボール戦略パートナーシップで合意したことを発表した。
今回の発表によると、ガンバ大阪はアヤックスと、トップチーム・育成強化、スカウト連携などを目的としたフットボール戦略パートナーシップで合意したとのことだ。契約期間は3年間となる。
アヤックスは言わずと知れたオランダ、ひいては欧州の名門クラブ。1900年に創設されると、エールディヴィジを通算28度、チャンピオンズリーグを通算4度優勝するなど、数多くのタイトルを獲得。最大の強みは、代々スター選手を輩出する下部組織で、現代フットボールの礎を築いた故ヨハン・クライフ氏を筆頭に、フランク・ライカールト氏、デニス・ベルカンプ氏、クラレンス・セードルフ氏、ヴェスレイ・スナイデル氏、クリスティアン・エリクセン(マンチェスター・ユナイティッド)、フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)など錚々たるメンツだ。
フットボール戦略パートナーシップの概要は、以下の通り。 フットボール戦略パートナーシップ
■提携内容
1:トップチーム強化
・欧州移籍マーケット情報の共有
・選手、コーチングスタッフおよびチームスタッフの相互交流
2:育成強化
・アカデミー年代における選手
・スタッフ留学
・トーナメント相互招待
・アヤックススタッフがガンバ大阪に来訪して開催する教育セミナーとWebinarを通じたトレーニングメソッドの情報交換
3:スカウト連携
・スカウト情報の相互共有
4:その他
・強化、育成、スカウトにおけるデータ活用ノウハウ意見交換
・ブランド、認知向上の相互取組み
また、ガンバ大阪の代表取締役社長を務める小野忠史氏は、契約締結に伴いクラブ公式サイトでコメントを残している。
「この度アヤックスとのフットボール戦略パートナーシップを発表できることになり、非常に嬉しく思っています。この戦略パートナーシップは競技面(トップチーム、アカデミー)を中心に事業面まで含めた幅広い提携として、アヤックスとの選手・スタッフの相互交流や、フットボールのマーケット情報や選手育成メソッドの構築など戦略に関するデータや知見の共有を始めていきます。伝統あるクラブとの交流でグローバルな経験を積める機会を生み出すことができるようになるため、特に若手選手の成長を加速する素晴らしい取り組みになると期待しています」
同じく、アヤックスのフットボールディレクターを務めるマライン・ベウカー氏も契約締結に伴い、コメントを残している。
「このパートナーシップは、アヤックスの国際的なフットボールネットワークを拡大し、世界規模でトップレベルの才能を発掘、育成するという我々の決意を象徴するものです。日本においてトップクラブの一つであるガンバ大阪とネットワークを構築することができ、とても嬉しく思っています。ガンバ大阪と協力することで従来の選手育成の枠を越え、双方に実りあるパートナーシップとなることが私たちの共通の目的です」