19年ぶりの“珍事”で今季のJ1は大激戦!? 第2節で早くも開幕連勝クラブなし

2005年は最終節を残して5クラブが優勝争い

世界で最も予想が難しいプロサッカーリーグとも言われる明治安田Jリーグだが、今季のJ1は例年以上に混戦を極めるかもしれない。

ついに幕を開けたJリーグの2024シーズン。2月23日~25日にかけて行われてJ1開幕節では、さっそく各地で熱戦が繰り広げられ、多くのスーパーゴールも生まれた。新たなシーズンの到来に、胸を躍らせたファンも少なくないだろう。

そんな中、第2節で珍事が起きた。3月1日に行われた試合では、白星スタートを切っていた川崎フロンターレと横浜F・マリノスが、いずれもホームでジュビロ磐田(4-5)とアビスパ福岡(0-1)に敗戦。なお、磐田と福岡は今季初勝利を手にした。

そして、2日に行われた試合では、ヴィッセル神戸×柏レイソルと名古屋グランパス×FC町田ゼルビアが「0-1」、京都サンガF.C.×湘南ベルマーレが「1-2」、サガン鳥栖×北海道コンサドーレ札幌が「4-0」、鹿島アントラーズ×セレッソ大阪とFC東京×サンフレッチェ広島が「1-1」、ガンバ大阪×アルビレックス新潟が「1-0」だった。J1初挑戦の町田などが勝利した一方で、なんと開幕戦から2連勝を飾ったクラブが1つもないのだ。

さらに、3日に行われる予定の浦和レッズと東京ヴェルディの一戦も、ともに初戦を落としたクラブ同士の激突。わずか2試合の消化で、開幕連勝記録を継続するクラブがいなくなってしまうのは、2005年以来19年ぶりの出来事なのである。

2005年シーズンのJ1は最終的にG大阪が優勝に輝いたが、最終節を残して5クラブ(浦和、鹿島、ジェフユナイテッド千葉、C大阪)が王座を争うJリーグ史屈指の大激戦だった。今季の優勝争いも近年稀に見る激戦となるかもしれない。また、今季はJ2への降格枠が3つある。そのこともリーグ戦の激しさが増す要因となりそうだ。

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