Ｇ大阪、２０歳ＦＷ抜てきで「シーズンまたぎ８連敗」阻止へ ２４日リーグ開幕戦スタメン濃厚
Ｇ大阪の高卒３年目ＦＷ坂本一彩（いさ）が、「シーズンまたぎ８連敗」阻止への原動力となる。
下部組織出身で今季、Ｊ２岡山への期限付き移籍から復帰した２０歳は、町田とのリーグ開幕戦（２４日・Ｇスタ）で初の開幕スタメンが濃厚。自陣からロングボールを多用する相手に、最前線から精力的なプレッシングでロングボールを蹴らせないようにしたり、蹴るコースを制限させるなどの役割が求められる。
１０日の広島とのプレシーズンマッチでも１トップで先発。攻守に躍動したストライカーは、２２日の非公開練習後に取材に応じ「アグレッシブな守備は自分の良さ。守備でも貢献できれば。ここでアピールすることは良いスタートを切るためにも必要」と意気込んだ。昨年はＵ―２０日本代表の一員としてＵ―２０Ｗ杯に出場した有望株。開幕戦で結果を残せば、レギュラー定着にも大きく前進する。
昨季のリーグ戦は７連敗で終了。初陣の町田戦を落とすと、１９９５年シーズンに８連敗したクラブワーストに実質、並ぶ状況となる。「去年は去年、と考えている。苦しんだという事実はあるが、（昨季に）築き上げた経験もある。今は町田戦に集中するだけ」とポヤトス監督。リーグ１６位と低迷した前年からの巻き返しへ、若手のホープがチームを勢いづける。
