【チャンピオンシップPreview】鍵を握る第1戦。G大阪か広島か、万博決戦を制する者が優勝への道標を掴む フットボールチャンネル 12月2日(水)8時23分配信
明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ決勝第1戦が2日に行われる。フットボールチャンネルではタイトルの行方を大きく左右する一戦、ガンバ大阪対サンフレッチェ広島を展望する。
明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ決勝第1戦が2日に行われる。フットボールチャンネルではタイトルの行方を大きく左右する一戦、ガンバ大阪対サンフレッチェ広島を展望する。
今季のサンフレッチェ広島はあまりにも強すぎた。年間総合勝ち点はもちろんのこと、得点数はリーグ最多、一方で失点数はリーグ最少と攻守に隙がなく、ファウル数もリーグで最も少ない315回と不用意なプレーで相手にチャンスを渡すことすらない。
ガンバ大阪の選手たちの脳裏には2ndステージ第16節で広島に完封負け(0-2)した記憶が強く残っているはずだが、第1戦は敗戦を払しょくする意味でもより大きなゲームになるはずだ。
これまで9回開催されてきたチャンピオンシップだが、そのうち第1戦で勝利を収めたのは7チームで、そのすべてが最終的に優勝シャーレを掲げている。このジンクスが示す統計も万博記念競技場での第1戦が重要なものであることを際立たせている。
ホームチームの懸念すべき点は4日前の試合で浦和レッズと120分の死闘を戦っていたことだろう。広島への挑戦権をかけたゲームは非常に激しいもので、G大阪の選手たちはその疲労を抱えているに違いない。
一方、広島は準備万端でアウェイゲームに臨む。最後の試合は10日前で、コンディションを整える時間も、G大阪対策を詰める時間も十分にあった。そして2ndステージのアウェイゲーム全勝と、歴代最多勝ち点という自信も備えている。
これまでの対戦成績はG大阪が15勝、広島は6勝、引き分け7度とホームチームが上回っているが、ここ5年間で見ればともに3勝ずつで全くの互角。過去の歴史は関係ない。
「第1戦の勝者が優勝」というジンクスもあり、どちらにとっても勝たなければならない試合。広島がホームでの優勝に手をかけるか、それともG大阪がホームで優勝への道を切り開くか。運命の一戦は19時30分キックオフ予定だ。
ホームのG大阪は疲労の残るパトリックでなく、長沢駿を最前線でスタメン起用する可能性がある。それ以外は準決勝浦和レッズ戦の流れを踏襲すると見られる。
一方、広島はいつも通り万全の布陣。最終ラインで欠場濃厚の水本裕貴の代わりには佐々木翔が入り、左サイドは好調の清水航平が引き続き起用されるだろう。



