【新潟】G大阪との今季初実戦は長倉幹樹、谷口海斗弾で逆転勝ち 小野ら新戦力も随所で輝き

沖縄キャンプ中のアルビレックス新潟は23日、今季初実戦となる練習試合(45分×3本)でJ1ガンバ大阪と対戦し、2-1で逆転勝ちした。2本目の21分に自陣でのフィードミスから先制を許すが、わずか1分後にFW長倉幹樹(24)の右足シュートで同点とすると、同38分にFW谷口海斗(28)が右DF長谷川巧(25)のクロスを頭で合わせ、逆転した。新加入のMF小野裕二(31)、MF長谷川元希(25)らは3本目に出場し、随所で光るプレーを見せた。

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今季チーム第1号を決めたのは昨季最終戦(23年12月3日)でJ1初ゴールをマークした長倉だった。2本目の22分。谷口がハイプレスで奪ったボールをペナルティーエリア中央付近で受けると、迷わず右足をズドン。同点となる強烈シュートをゴール左隅にぶち込んだ。「風にも乗っていいところに飛んだ。決めることができてよかった」。その後も谷口とのコンビネーションで何度も相手最終ラインにダメージを与え続け、攻撃を引っ張った。

逆転ゴールを決めたのは谷口。長倉とともに2本目に出場し、1-1の38分にヘディングシュートを決めた。「昨季、チームとしてクロスを頭で合わせる得点は少なかったのでどんどん呼び込んでいきたい」。2年連続開幕戦ゴールへ向け、今季初実戦で幸先の良いスタートを切った。

風下に立った1本目はボールを支配するも、なかなかシュートに持ち込めずにドロー。風上に立った2、3本目は長短のパスを軸にピッチを広く使って攻め込んだ。新加入の小野、長谷川元らは3本目の45分間プレーし、何度も好機に絡んだ。ハードなキャンプが続く中での今季初実戦初勝利に松橋力蔵監督(55)は、「いい形になりそうなところでのエラーもあったが、課題をディスカッションする姿も見られた。この試合の位置づけ、アプローチに対する反応はよかった」と振り返った。

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