遠藤保仁引退 かつての仲間がイメージ像語る 「スピード出る車でも無謀運転しない」

元日本代表MF遠藤保仁(43)が9日、現役引退を発表。かつてクラブで共闘した面々が思い出を語った。

99年から2シーズン、京都パープルサンガ(当時)でチームメートだったFC大阪の大嶽直人監督(55)は「お疲れさまと言いたいです。あんまり強度は高くないですけど、読みとポジショニング、予測っていうのは早い。先を読む力や危険察知能力、俯瞰(ふかん)で見られるところはやっぱりすごかった」。

今後はガンバ大阪でコーチに就くが「まだまだ動けるしボールも蹴れるので、プレーでしっかり教えられるし、最初は背中で見せるような感じでしょうね」と、早くも指導者像へ思いをはせた。

また、G大阪時代に関係していたFC大阪の岩城孝次チーフトレーナー(58)は「彼はまだまだ続けると思っていたのでびっくりした」と率直な反応。「体のベースはしっかりしていて、筋肉もすごくいいものを持った選手だった。彼のイメージを車の運転で例えると、スピードの出る車に乗っていても、無謀な運転をしないという感じ。長く乗りこなすように運転することができる選手」と表現した。

かつてを思い起こし「クラブハウスでのルーティーンは、そんなになかったと思うけど、試合の翌日に1人で筋トレしたりしていたから、自分の中でのやるべきことは決めていたと思う。僕の知ってる遠藤保仁は、まだまだできそうな、十分余力を残しつつやっているように見えていたので、驚きました」と衝撃の思いを繰り返していた。

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