遠藤保仁が現役引退 G大阪コーチ就任 会見行わず動画でコメント「本当に楽しいサッカー人生でした」
磐田の元日本代表MF遠藤保仁が9日、現役引退を発表した。J1最多の672試合、日本代表でも最多の152試合に出場した司令塔が、Jリーグひと筋26年に渡ったキャリアに終止符を打った。今季より古巣・G大阪のコーチに就任する。記者会見は会見は行わず、磐田、G大阪両クラブを通じたコメント発表、及び動画でファン、サポーターへ感謝の気持ちを示した。以下は動画で発表したコメント全文。
「みなさんこんにちわ。遠藤保仁です。今回私、遠藤保仁は2023年シーズンをもちまして、現役引退させていただくことになりました。1998年からスタートし、2023シーズンまで26年間という本当に長い、充実した最高のサッカー人生を送れたと思っております。自分がここまで長くやるとは、全く思っていませんでしたし、これだけ多くの方に支えられ、応援していただいて素晴らしいサッカー人生を送ってこれたなと、いまあらためて感じております。それもみなさまのサポート、応援のおかげだと思っております。横浜フリューゲルスから当時の京都パープルサンガ、ガンバ大阪、ジュビロ磐田と、クラブでは4チームお世話になり、代表でも2002年から代表に入り、2016年まで本当に長い間、代表のほうでも素晴らしい経験をさせていただきました。本当にすべての方に感謝したいと思っております。特にですが、やっぱり家族には感謝してもしきれないかなと思っております、両親、兄弟、奥様、子供たちには本当に感謝しています。ありがとうございます。これから、コーチとしてまた、違うキャリアで、経験を積んで、必ずいい指導者になりたいという目標を持って、毎日毎日モチベーション高く、そして何よりも楽しく、過ごしていけたらいいなと今現在では思っております。今ここでしゃべっているのも、実はオフまっただ中で、本来であれば記者会見とか、そういうのを開かなきゃいけないのかな、と思っておりましたが、記者会見してまじめに語るのも僕らしくないかなというのもあり、なんといってもオフはオフなので、オフをとことん満喫したいというのもあり、記者会見を開くことはしませんでした。その代わりといいますか、ここでみなさんにご報告という形で話しをさせていただいております。日々、楽しくというのが僕のサッカー人生のモットーだったので、コーチになってからもその気持ちを忘れずに、日本サッカー界のため、そしてガンバ大阪のために、一生懸命働いて、勉強して、ひとりでもいい選手を多く生み出していければいいかなと思っております。本当に26年間、悔しいときだったり苦しいときだったり、悲しいときもたくさんありましたが、僕以上のキャリアを積むことができる、というか、自分の中で自分以上の数字を残せる選手が、これから出てきて欲しいなと思いつつ、出てきて欲しくないなとも思っております。魅了する選手がひとりでも多く出てきほしいなというのは、間違いなく思っております。これからまだまだ別の形でサッカー人生続きますが、みなさんの期待に応えていけるように頑張っていきたいと思いますので、本当にみなさん、長い間、声援、ブーイング、ヤジ、すべてありがとうございました。本当に楽しいサッカー人生でした。それではみなさん、またどこかでお会いしましょう。バイバイ!」



