磐田の遠藤が古巣のG大阪トップチームコーチ就任
G大阪は9日、J1最多出場記録(672試合)を持つ元日本代表MF、遠藤保仁(43)が現役を引退し、トップチームのコーチとして、2020年途中に移籍した磐田から4シーズンぶりに復帰すると発表した。昨季、3年連続で2桁順位に終わったG大阪は05年のリーグ初制覇や14年の国内主要タイトル3冠に貢献した功労者の力を借り、黄金時代の復活を期す。
20、21年はG大阪から磐田への期限付き移籍だった遠藤は22年に完全移籍。昨季はJ2で2位に入った磐田で21試合に出場したものの、若手中心に切り替え、ハードワークを軸にした戦いをするチームの中でベンチ外となることも多く、昇格によりJ1に戦いの舞台を移す今季はさらに出場機会が減る可能性が高かった。
今月28日に44歳となる年齢もあり、引退を決断。ワールドカップ(W杯)3大会で日本代表入りするなどした豊富な経験を生かし、2季目の指揮を執るスペイン人のダニエル・ポヤトス監督(45)をコーチとして支えることになった。
遠藤は昨年12月にパナソニックスタジアム吹田(大阪・吹田市)で行われたG大阪時代のチームメート、橋本英郎さんの引退試合に出場。試合後に「久しぶりにG大阪のユニホームを着て、何の違和感もなかった。懐かしかったし(かつてのチームメートらと)いろんな話ができた」と古巣への愛着を語っていた。



