Jリーグ26―27シーズンから「秋春制」への移行実施で正式決定…26年8月1週頃開幕へ
Jリーグの理事会が19日、都内で行われ、「2026―27シーズンからシーズン移行を実施し、残された課題を継続検討していく」ことを決定したと発表した。
現行の2月開幕の「春秋制」から、26―27年シーズンは26年8月1週頃に開幕、12月2週頃の試合後から27年2月3週頃の試合までをウインターブレイク期間とし、27年5月最終週頃に閉幕となる。
シーズン移行はこれまでも議論されながら実現に至らなかった。Jリーグは暑さが厳しい6~7月の試合数減少、欧州主要リーグやアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との日程一致などをメリットに挙げ、2月から議論を再開していた。
◇秋春制議論の経過
▽08年10月 当時の日本協会・犬飼基昭会長が10年からの移行を主張し、ACLが移行する可能性があること、アジア連盟からも賛同を得ていることを明かす
▽同11月 犬飼会長が東北6協会と会談。強い反対出ず
▽同12月 「実行委員会シーズン制検討プロジェクト会議」で、移行に賛成したのは浦和、G大阪、湘南だけ
▽09年3月 当時のJリーグ・鬼武健二チェアマンが、10年からの秋春制移行見送りを発表
▽13年6月 実行委員会が秋春制移行に初めて合意も、再議論した16年以降からのスタートは見送り、具体的な時期は定めず
▽16年1月 日本協会会長選で秋春制移行を主張する田嶋幸三副会長(当時)が当選
▽17年12月 Jリーグ理事会が、日本協会の田嶋会長が提案した22年から秋春制に移行する案を否決
▽22年2月 ACLの23年からの秋春制移行が決まる
▽23年12月14日 Jリーグ実行委員会で60クラブから賛否を問い、〈1〉シーズン移行実施を決め、残された課題を継続検討する〈2〉現段階ではシ穽ズン移行を決めず、数カ月の検討期間を目安に継続検討する〈3〉シーズン移行を実施しない。継続検討を行わない―の3択で、〈1〉が52票、〈2〉が7票、〈3〉は1票だった。
▽同19日 Jリーグ理事会で秋春制移行を最終決定



