大黒将志氏「学び続けて指導者としての実力を付けていかないと」05年G大阪56発トリオ再会喜ぶ

05年G大阪優勝メンバーで元日本代表FW大黒将志氏が16日に行われた橋本英郎氏引退試合で、往年と同じゴールへの姿勢をサポーターの前で披露した。

後半から登場すると、同年に大黒氏の16得点に加え33得点のアラウージョ、7得点のフェルナンジーニョとの合計56発トライアングルが“復活”。「0―4やったんでね。とりあえず同点まで持っていって、ハシくん(=橋本氏)の引退試合を盛り上げて、いい終わり方ができるようにだけ考えてやっていました」と4得点で詰めかけたサポーターを沸かせた。

そして「アラウージョとか二川とか、フェルナンジーニョ、ヤットさん(=遠藤保仁)とか、昔やったメンバーでできてすごく楽しかったですし。呼吸も合うというか、お互いにやりたいプレーも分かっているし楽しかったです」と笑顔を見せた。

大黒氏は05年のJリーグ開幕前に行われたドイツW杯アジア最終予選の北朝鮮戦で、後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを決め「大黒様」フィーバーを巻き起こした。代表では子どもの頃に憧れた掛布雅之氏と同じ背番号31を背負いプレーした。

現在は指導者を目指しており、Jリーグでの指揮が可能となるS級取得に挑んでいた。リポート執筆のために、近日中にイタリアに渡ってかつてプレーしたトリノなどを訪問する予定だ。「攻撃的なサッカーをして、アグレッシブにやっていく。アタッキングフットボールをやっていきたい」とにこやかな表情を見せた。

そして「S級取って終わりじゃなくて、学び続けて指導者としての実力を付けていかないといけない。段階を踏んでいって、いい監督になれるように、勝たせられる監督になれるように。選手を成長させられる監督になれるようにがんばっていきたい」と誓った。

大黒氏は17日にニッパツ三ツ沢球技場で行われる中村俊輔氏引退試合にも名を連ねている。

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