G大阪 札幌DF田中駿汰争奪戦に参戦 正式オファー提示
G大阪が札幌DF田中駿汰(26)獲りに参戦したことが11日、分かった。完全移籍での正式オファーを提示。すでに正式オファーを出しているC大阪との大阪ダービー“場外戦”が勃発した。
1メートル83の田中はG大阪ジュニアユース出身。履正社―大体大を経て20年に札幌に入団した。センターバック(CB)と守備的MFが可能で、19年12月には大学生ながらE―1サッカー選手権で日本代表に初選出。プロ1年目から定位置をつかむなど、4年間でJ1通算134試合出場8得点の数字を誇る。
G大阪はアンカーのレギュラーであるイスラエル代表MFネタ・ラヴィが来年6月開幕のEURO2024で長期離脱する可能性がある。また今季リーグワースト61失点と守備の改善が急務であることは明白で、早い段階からアカデミー出身選手の調査を続けてきた。獲得が決定的な名古屋DF中谷進之介(27)と強力な守備網に期待する。
複数の関係者によるとG大阪とC大阪だけではなく、その他クラブも今後参戦する可能性があるという。所属する札幌も全力で慰留しており、去就に注目が集まる。