7連敗のG大阪、セレモニーでは主将のFW宇佐美貴史に拍手とブーイング「期待裏切り申し訳ない」
◆明治安田生命J1リーグ▽第34節 G大阪0―1神戸(3日・パナスタ)
G大阪は今季最終節に敗れ、95年以来(当時は8連敗)の7連敗で2023年シーズンを終えた。後半11分、神戸FWパトリッキにゴールを許し、1点を追う展開に。その後は猛攻を仕掛け、G大阪ひと筋で13年間プレーし、今季限りで退団するDF藤春広輝らをピッチに送り出して同点を狙ったが、最後まで神戸のゴールを割ることはできなかった。試合後、スタンドには「腐った土から芽は出ない。恥と地獄の連鎖 誰が変える」「青黒を誇示し最後まで闘える者は誰?」という横断幕が広げられた。
シーズン終了のセレモニーでは、キャプテンのFW宇佐美貴史、ポヤトス監督がマイクの前に立った。宇佐美が「失望もたくさんさせたし、期待を裏切ってしまい本当に申し訳ないです。ただその中で今年の苦しさ、今年得た経験を来年に繋げていきたいし、努力をし続けていきたいです。なのでサポートし続けていただけると、ありがたいです」と話すと、拍手とブーイングが入り交じった。さらに宇佐美は「ブーイングをしたくなる気持ちも、本当に僕らもわかっています。僕らも同じ気持ちですし、僕らも苦しいです。ただ長い間、ひとつのクラブで頑張り続け、きょうをもって去る選手もいます。最後、温かく送り出していただけるとありがたいです」と続けた。