G大阪主将FW宇佐美貴史、ラスト挨拶にはブーイングも 「したくなる気持ちも分かっている」

最終節神戸戦は0-1で敗戦

ガンバ大阪は12月3日、J1リーグ最終節で今季の優勝ヴィッセル神戸と対戦し、0-1で敗れた。今季は9勝7分18敗。ダニエル・ポヤトス監督の就任1年目は厳しい成績でシーズンを終えた。

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主将のFW宇佐美貴史は最終戦セレモニーで挨拶。「たくさんのことを変化させて、たくさんのトライをしてきたなかで、たくさんのエラーをしてしまいました。失望もたくさんさせたと思いますし、期待を裏切ってしまって申し訳ないです」とファン・サポーターに向かって謝罪した。

ポヤトス監督2年目となる来季に向けては「そのなかで今年の苦しさや得た経験を必ず来年につなげていきたいと思いますし、努力を続けていきたい。サポートし続けて頂けるとありがたいです」と、続けた。一呼吸置くと、スタンドからは拍手とともにブーイングも混じっていた。宇佐美は「ブーイングもしたくなる気持ちも僕らも分かっています。同じ気持ちですし僕らも苦しいです。ただ長い間、1つのクラブで頑張り続けた選手が、今日をもって去る選手もいます。最後温かく送り出していただけるとありがたいです。今年1年間本当にありがとうございました」と、今シーズン限りで退団となる13年間一筋のDF藤春廣輝らに向けての“リスペクト”をお願いした。

最後、藤春はゴール裏のサポーターに向けて挨拶。涙を流しながらクラブのことを「大好きです!」と話し、「悪い時も応援し続けてください。お願いします」と最後の言葉を贈った。

藤春は2011年に大阪体育大学から入団。J2降格も2014年の三冠獲得も主力として経験した。無尽蔵の運動量とスピードを持ち味に日本代表やオーバーエイジ枠でのリオ五輪代表に選出。13年間ガンバ一筋で支えてきた選手の最後となった。

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