【一挙プレビュー】J1への最後の切符を巡って東京Vと清水が”国立”で激突! J1はACL圏争いに注目…3位広島が福岡と、4位浦和が札幌と対決 | Jリーグ
12月2日から3日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの9試合、J1昇格プレーオフ決勝の1試合が各地で開催される。
●【動画】J1昇格PO決勝直前|東京ヴェルディ×清水エスパルス|今季対戦ダイジェスト
12月2日
14:05 東京ヴェルディ vs 清水エスパルス(J1昇格プレーオフ 決勝)
東京Vは準決勝の千葉戦に2-1で勝利。年間順位のアドバンテージを有しており、この試合に勝つか引き分けで16年ぶりのJ1昇格が決まる。清水に対しては今季2戦いずれも黒星を喫したが、今こそ“三度目の正直”を果たすとき。1993年にJリーグ開幕戦を戦った地である『国立競技場』で歓喜の瞬間を迎えたい。
清水はGK大久保択生が好セーブを連発し、スコアレスドローで決勝へ。1年でのJ1復帰に向け、こちらは勝利が唯一の道となる。今季は開幕から7戦未勝利を経験したものの、第8節・東京V戦の白星を皮切りに、秋葉忠宏監督の下で見事に再建。この大一番、MF乾貴士を軸とした攻撃サッカーで“戻るべき場所”への切符をつかみ取る。
12月3日
14:00 北海道コンサドーレ札幌 vs 浦和レッズ(J1)
札幌はMF小野伸二が現役最終戦を迎える。日本人唯一の欧州カップ戦優勝に、3度のW杯出場など、国内外で数々の伝説を残してきた「天才」のラストダンス。奇しくもプロキャリアの出発点となった古巣と相対する一戦、その最後の勇姿を目に焼き付けよう。
浦和は2連敗で4位に転落。この最終節は来季のACL2出場権が与えられる3位を取り返すための重要な一戦だ。そして現役引退を発表したFWホセ・カンテ、退任が決まっているマチェイ・スコルジャにとっては国内最終戦。彼らのためにも勝点3は譲れない。
14:00 鹿島アントラーズ vs 横浜FC(J1)
鹿島はここ6試合勝利なし。この間は計3得点にとどまっており、最終節で来季につながる戦いを見せられるか。また、30日にはGKクォン・スンテが今季限りでの現役引退を発表。2018年のACL優勝にも大きく貢献した守護神の最後の勇姿に注目したい。
横浜FCは前節、湘南ベルマーレとの下位直接対決で0-2の黒星。この敗戦により、17位の柏レイソルとの勝点差が『3』、得失点差が『12』に開き、残留は風前の灯火となった。それでも、わずかな可能性を信じ、最終節は過去3戦全敗中のスタジアムに乗り込む。
14:00 湘南ベルマーレ vs FC東京(J1)
湘南は前節の勝利で残留が決定。第28節までは最下位に沈んだが、直近5試合を4勝1分で駆け抜け、見事に逆転を果たした。残留の立役者となったのがFW大橋祐紀。連続得点は4試合で止まったが、最終節もネットを揺らし、ブレイクの1年を締めくくりたい。
FC東京はここ4試合で1分3敗。シーズン途中に監督交代を経験した今季は二桁順位でのフィニッシュが決まっている。ただ、FWディエゴ・オリヴェイラが前節キャリアハイの15得点目を記録したことは明るい話題で、今節も孤軍奮闘を続けるエースに注目だ。
14:00 アルビレックス新潟 vs セレッソ大阪(J1)
新潟は8試合負けなし。前節は2位の横浜F・マリノスと真っ向勝負を演じ、勝点1を持ち帰った。完封に貢献したのがMF藤原奏哉、DF新井直人の両SBコンビ。チームは攻撃的なスタイルに磨きをかける一方で、対人能力に優れる2人が守備の安定を支えている。
C大阪は2試合連続の完封負け。目標の3位入りは叶わなかったものの、MF清武弘嗣が前節負傷から復帰を果たしたことが最大のトピックだ。MF香川真司との“黄金コンビ”復活へ、今節も日本代表で一時代を築いた2人の共闘に大きな注目が集まる。
14:00 名古屋グランパス vs 柏レイソル(J1)
名古屋は前節、ヴィッセル神戸に敗戦。今季は序盤から上位争いに加わったが、最後は優勝決定の瞬間を見届ける悔しさを味わった。ここ2試合は早い時間帯で複数失点を献上。GKランゲラックを中心とした堅守を取り戻し、最終節を勝利で締めくくれるか。
柏は3試合連続の引き分け。コツコツと重ねた勝点が優位に働き、残留をほぼ手中に収めることができた。引き分け以上で文句なしの残留が決まるが、今節は勝点3にこだわりたい一戦。井原正巳監督の下で積み上げた堅守速攻のスタイルで有終の美を飾りたい。
14:00 京都サンガF.C. vs 横浜F・マリノス(J1)
京都は前節の勝利で残留が決定。プレーオフに回った昨季同様、シーズン終盤まで手に汗握る展開となったが、最後はFW原大智がチームを残留に導くゴールを奪った。そして最終節の相手は曺貴裁体制で3戦全敗の昨季王者。今季の集大成を見せる格好の舞台だ。
横浜FMは猛追も及ばず、リーグ連覇の希望が消滅。11月28日のACL第5節でも敗戦を喫しており、今節は精神的な立て直しが求められる一戦だ。また、最終節は得点王争いの行方にも注目。トップを1ゴール差で追うFWアンデルソン・ロペスは逆転を果たせるか。
14:00 ガンバ大阪 vs ヴィッセル神戸(J1)
G大阪は泥沼の6連敗中。他会場の結果により前節で残留が決まったが、今季優勝クラブを下し、納得のエンディングを迎えたい。カギはリーグNo.1の強度を誇る相手のプレスをいかにかいくぐるか。MF山本悠樹を軸とした組み立てから相手ゴールを脅かしたい。
神戸は悲願のリーグ初優勝が決定。残留争いに身を置いた昨季から一転、今季は序盤から首位に君臨し、圧倒的な強さでシャーレまで駆け抜けた。そしてこの最終節は初の得点王が懸かるFW大迫勇也に注目。今季のMVP有力候補はもう1つのタイトルを獲得できるか。
14:00 アビスパ福岡 vs サンフレッチェ広島(J1)
福岡は前節の勝利で6位に浮上。ルヴァンカップでのクラブ初タイトルに加え、当初掲げていたリーグ戦8位以上という目標も達成が決まった。クラブ史上最高順位(8位)の更新が懸かる今節はJ1でのクラブ史上最多の11得点目を狙うFW山岸祐也に注目が集まる。
広島はこの試合に勝利すれば、来季のACL出場権が付与される3位が確定。前節はエディオンスタジアム広島のラストマッチを3-0で飾り、士気は最高潮だ。また、ここ9試合で6度の完封を飾り、J1最少失点とは1点差。最終節で2つの目標達成を狙う。
14:00 サガン鳥栖 vs 川崎フロンターレ(J1)
鳥栖は4試合未勝利の状況で、ホームでの最終節へ。指揮官の来季続投が決まっている中、来季につながる結果を手にしたい。注目はMF長沼洋一だ。現体制では一度も得点が奪えていない相手に対し、初の2ケタ得点に到達したアタッカーを軸に得点を狙う。
川崎FはACLで5戦全勝を飾り、現時点でJリーグ勢唯一の決勝トーナメント進出が決定。11月の公式戦4試合で計15得点とシーズン終盤にきて“らしさ”を取り戻している。最終節を勝利で飾り、12月9日に控える天皇杯決勝に良い形で臨めるか。
<12月2日の対戦カード>
14:00 八戸vs相模原(J3)
14:00 岩手vs讃岐(J3)
14:00 福島vs琉球(J3)
14:00 松本vs奈良(J3)
14:00 長野vs宮崎(J3)
14:00 富山vsYS横浜(J3)
14:00 沼津vs今治(J3)
14:00 岐阜vs北九州(J3)
14:00 FC大阪vs愛媛(J3)
14:00 鳥取vs鹿児島(J3)
14:05 東京Vvs清水(J1昇格プレーオフ 決勝)
<12月3日の対戦カード>
14:00 札幌vs浦和(J1)
14:00 鹿島vs横浜FC(J1)
14:00 湘南vsFC東京(J1)
14:00 新潟vsC大阪(J1)
14:00 名古屋vs柏(J1)
14:00 京都vs横浜FM(J1)
14:00 G大阪vs神戸(J1)
14:00 福岡vs広島(J1)
14:00 鳥栖vs川崎F(J1)