片野坂知宏監督、3季ぶりの大分復帰が決定「もう一度J1へ復帰させたい思いがありました」
大分トリニータは30日、片野坂知宏新監督就任を発表した。
1971年4月18日生まれの片野坂氏は現在52歳。現役引退後に指導者キャリアを始め、大分トリニータの強化部や育成年代、ガンバ大阪とサンフレッチェ広島のコーチも歴任。2016年からは大分トリニータを率いると、当時J3リーグに低迷していたクラブを1年でJ2リーグに、さらにその翌々年には6年ぶりのJ1リーグへと導いた。在任最終年となった2021シーズンはクラブ史上初の天皇杯準優勝を達成した反面、J2リーグ降格の憂き目に。2022年にはガンバ大阪の新監督に就任したものの、降格圏低迷によりシーズン途中解任されていた。
J1リーグとJ2リーグの両方で『優秀監督賞』の受賞経歴を持つなど、国内屈指の“名将”が3年ぶりに大分トリニータに復帰することを決断。片野坂新監督は、クラブ公式サイトでコメントを残している。
「大分トリニータに関わる全ての皆様、こんにちは片野坂です。来シーズンより再び大分トリニータ監督に就任する事になりました。大分トリニータのファン、サポーターの皆様、スポンサー協賛企業の皆様及び行政の皆様、そして大分トリニータ小澤社長をはじめ西山GM、そしてクラブ関係者の方々に、もう一度指揮を取らせていただくチャンスを与えていただいた事に感謝致します。私は前回の就任時にチームをJ2へ降格させました。その悔しい気持ちともう一度J1へ復帰させたい思いがありました。そのチャンスを今回いただき、ありがたい思いと共に重責を担う事に大変身の引き締まる思いを感じております」
「私に任された使命は1日でも早くJ1へ昇格する事、トリニータの選手をタフに逞しく成長させる事、そしてレゾナックドーム大分にお越しいただける方々を増やす事だと思います。その為に自分のこれまでの経験と新たにインプットした事を活かし、躍動感を感じられる新たな「カタノサッカー」を展開して行きたいと思っております。大分トリニータは皆さんのご支援ご声援で活動できております。その感謝の思いを力に変え、喜んで頂ける試合が多くできるように頑張ります。来シーズンから宜しくお願い致します。また引き続き大分トリニータへのご支援ご声援どうぞ宜しくお願い致します」