【一挙プレビュー】初のJ1優勝を目指す神戸が大一番! J1昇格PO準決勝では清水と山形、東京Vと千葉が激突 | Jリーグ&WEリーグ
11月24日から26日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの9試合、J2リーグの11試合が各地で開催される。
11月24日
19:00 横浜F・マリノス vs アルビレックス新潟(J1)
横浜FMは3連勝で首位のヴィッセル神戸を勝点2差で追走中。ただ、今節勝利を逃し、翌日に神戸が勝利すると、連覇の可能性が消滅する。最終節まで望みをつなぐため、この金Jは勝利が絶対条件。ここ3試合で2得点3アシストのFWエウベルに注目だ。
新潟は7試合負けなし。J1復帰初年度での一桁順位フィニッシュに向けて、残り2試合を良い形で締めくくりたい。注目はMF三戸舜介だ。前回対戦では決勝ゴールとなるJ1初得点を記録。ここ最近は途中起用が続くが、再び試合を決める活躍を見せられるか。
19:00 川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ(J1)
川崎Fは天皇杯で決勝進出、ACLで開幕4連勝を決めた一方、リーグ戦ではここまで9位。残り2試合を連勝で締め、少しでも上位でシーズンを終えられるか。キーマンはFW小林悠。ホームでは現在2戦連発中。ゴールに飢えるエースに今節もボールを集めたい。
鹿島は5試合未勝利。GK早川友基を中心に、守備では粘りを見せているだけに、今節は攻撃陣の奮起に期待したい。また、今節は日本代表デビューを飾ったMF佐野海舟にも注目。Jリーグ屈指の“ボールハンター”は、代表帰りの一戦でどんなプレーを見せるか。
11月25日
13:00 清水エスパルス vs モンテディオ山形(J1昇格プレーオフ準決勝)
清水は最終節の水戸ホーリーホック戦で引き分けに終わり、J1自動昇格を逃す4位でフィニッシュ。J1昇格プレーオフに回ることとなった。最終節では前半シュート0本に終わっており、「超攻撃的」を貫くことができるかは重要なポイント。引き分けでもOKの条件だが、ホームの後押しを味方に相手ゴールへと襲い掛かりたい。
対する山形は最終節の直接対決を制し、2年連続でプレーオフに”滑り込み”。5連勝中ということからも、4チームの中で最も勢いに乗っている存在と言えそうだ。直近3試合で挙げた計7得点はすべて後半に生まれており、うち6点が交代選手によるもの。勝たなければならない状況下で、切り札の存在は心強い。
14:00 浦和レッズ vs アビスパ福岡(J1)
浦和は前節の敗戦で逆転優勝の可能性が消滅。公式戦3連敗と苦しい状況の中、今節はルヴァンカップ決勝で敗れた相手との再戦に臨む。注目はMF柴戸海。MF伊藤敦樹が負傷離脱、MF岩尾憲が出場停止とボランチ2枚を欠くだけに、ここで存在感を示したい。
福岡は現在、2021年のクラブ最高順位に並ぶ8位。今季は悲願の初タイトルを獲得し、リーグ戦でもクラブの歴史を変えるチャンスを迎えている。“返り討ち”を狙う今節はFW山岸祐也に注目。クラブのJ1新記録となる今季11得点目を奪い、チームを勝利に導きたい。
14:00 柏レイソル vs サガン鳥栖(J1)
柏は最下位の横浜FCと勝点2差。今節勝利し、横浜FCが引き分け以下に終われば残留が決まる。キーマンは日本代表デビューを飾ったFW細谷真大だ。今節はDFジエゴ、DF古賀太陽、MF高嶺朋樹の3人が出場停止。若きエースにかかる期待は一層大きくなる。
鳥栖は川井健太監督の契約更新を発表。3年目を迎える来季に向けて、残り2試合を良い形で締めくくれるか。前節の横浜FC戦に続き、今節も残留争いに身を置くクラブとの対戦。引いた相手に苦しんだ前節の反省を生かし、アウェイから勝点3を持ち帰りたい。
14:00 FC東京 vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)
FC東京はU22日本代表にJ最多の4選手が選出。MF松木玖生、DFバングーナガンデ佳史扶らはアルゼンチン戦の勝利に大きく貢献した。また、14日にはFW俵積田晃太が10月度の月間ベストゴールを受賞。このホーム最終戦は若手選手の躍動に期待がかかる。
札幌はMF深井一希が右膝の負傷により戦線離脱。5度目の手術を終えた背番号8を勇気づけるべく、勝点3を持ち帰りたい。キーマンはMF菅大輝。5月の前回対戦では2得点を奪い、大勝の立役者となった。今節も強烈なキックを誇るレフティーに要注目だ。
14:00 横浜FC vs 湘南ベルマーレ(J1)
横浜FCは17位の湘南ベルマーレ、16位の柏レイソルと勝点2差。そして今節、運命の残留争い直接対決に臨む。ここ数試合は堅守速攻に磨きをかけ、粘り強く勝点を奪取。MFカプリーニら外国籍選手も状態を上げており、この大一番で順位逆転を狙う。
湘南はこの試合で勝利を収めれば残留が確定する。後半戦初戦で6失点の大敗を喫すると、長い間最下位から抜け出せなかったが、ここ4試合は3勝1分。FW大橋祐紀が4試合連続得点と圧巻の活躍を見せており、残留が懸かる一戦でもエースに期待が集まる。
14:00 セレッソ大阪 vs 京都サンガF.C.(J1)
C大阪は10月から[4-1-2-3]の新システムを採用。MF香川真司がアンカーで新境地を開拓し、MF柴山昌也もインサイドハーフで存在感を発揮している。このホーム最終戦は代表帰りのDF毎熊晟矢にも注目が集まる中、来季につながる内容と結果を手にしたいところだ。
京都は今節勝利すれば残留が確定。引き分けでも事実上、17位以上が決まる。キーマンはFW原大智とFW豊川雄太だ。前節には原のアシストから豊川が2得点を奪い、自身初のJ1二桁得点にリーチをかけた。2年連続の残留はWGコンビの活躍に委ねられる。
14:00 ヴィッセル神戸 vs 名古屋グランパス(J1)
神戸は前日に2位の横浜F・マリノスが引き分け以下に終わった上で、この試合に勝利すれば初のJ1優勝が決まる。ここ5試合は4勝1分。優勝争いの重圧を感じさせず、ついに王手をかけた。チケットは完売。今週末、満員のホームで歓喜の瞬間は訪れるか――。
名古屋は直近9試合で1勝。ただ、3位とは勝点2差で食らいついており、首位との一戦で流れを変えたい。注目はDF藤井陽也だ。今季は初の日本代表入りを果たすなど、ブレイクの1年に。得点ランキングトップのFW大迫勇也を完封し、成長の跡を示せるか。
14:00 サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪(J1)
広島にとって、今節はエディオンスタジアム広島でのラストマッチ。2012年のJ1優勝をはじめ、様々な歴史を紡いできたピッチで、約30年間の集大成を見せたい。日本代表のGK大迫敬介ら多くのアカデミー出身選手が在籍する中、彼らの躍動に期待がかかる。
G大阪は5連敗中。残り2試合で勝点1を挙げれば残留が決まるが、まずは最低限の目標をクリアしたい。注目はDF半田陸。U22日本代表のアルゼンチン戦では3アシストを記録しており、プレッシャーのかかる一戦でも攻撃的SBとして存在感を示したい。
11月26日
15:00 東京ヴェルディ vs ジェフユナイテッド千葉(J1昇格プレーオフ準決勝)
最終節を白星で飾った東京Vは自動昇格こそ届かなかったものの、10戦負けなしとして3位で昇格プレーオフの舞台へ。引き分け以上で突破となるアドバンテージを手にした。千葉とは10月22日の第39節で対戦し、0-2からの劇的な逆転勝利をマーク。その立役者となったMF中原輝には今回の”再戦”でも注目が集まる。
6位の千葉は2連勝が昇格への唯一の条件。まずは『味の素スタジアム』に乗り込み、こちらも久々のJ1へ士気が上がる東京Vとのオリジナル10対決に臨む。キーマンは敗れた前回対戦時に出場停止だったFW田中和樹。リーグ最少失点の緑の壁を攻略する上で、今季大きく成長を遂げたスピードスターの活躍は欠かせない。
<11月24日の対戦カード>
19:00 横浜FMvs新潟(J1)
19:00 川崎Fvs鹿島(J1)
<11月25日の対戦カード>
13:00 清水vs山形(J1昇格プレーオフ 準決勝)
13:00 今治vsFC大阪(J3)
13:00 琉球vs岐阜(J3)
14:00 浦和vs福岡(J1)
14:00 柏vs鳥栖(J1)
14:00 FC東京vs札幌(J1)
14:00 横浜FCvs湘南(J1)
14:00 C大阪vs京都(J1)
14:00 神戸vs名古屋(J1)
14:00 広島vsG大阪(J1)
<11月26日の対戦カード>
12:55 愛媛vs八戸(J3)
13:00 マイ仙台vs東京NB(WE)
13:00 YS横浜vs長野(J3)
13:00 奈良vs鳥取(J3)
13:00 宮崎vs富山(J3)
13:05 鹿児島vs沼津(J3)
14:00 浦和vs千葉L(WE)
14:00 大宮VvsS広島R(WE)
14:00 相模原vs岩手(J3)
14:00 讃岐vs松本(J3)
14:00 北九州vs福島(J3)
15:00 EL埼玉vsC大阪(WE)
15:00 東京Vvs千葉(J1昇格プレーオフ 準決勝)
16:00 I神戸vsN相模原(WE)
17:00 AC長野v新潟L(WE)