J1アビスパ福岡の井手口陽介（27）が3連勝フィニッシュへの決意をにじませた。クラブ最高位に並ぶ8位で迎えるアウェー浦和戦（25日）、ホーム広島戦（12月3日）に向けて「チームの雰囲気もすごくいい。少しでも上の順位を目標にしているので、2連勝して終わりたいと思います」と誓った。

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11日に対戦したG大阪戦は下部組織時代も含め、井手口を日本代表にまで押し上げた古巣。試合前の選手紹介時や試合後に温かい拍手を送られた。今季、セルティック（スコットランド）から期限付き移籍で福岡に加入。「（G大阪のサポーターが）どんな反応か気になったんですけど、素直にうれしかった。（自分が）アウェー側なのは変な感じでした」と感謝した。

それでも試合になると別。「前半は相手のやりたいサッカーをさせてしまった。後半、修正できて、それプラス、攻撃も自分たちの持ち味も出せた」とチーム一の走行距離で逆転白星に貢献した。

チームは井手口の加入で守備だけではなく、攻撃もグレードアップしている。「（相手DFラインの）裏（を狙う攻撃）だけの選択じゃなくて、ボールを持っている選手のサポートが増えてきている。それに対して出し手も出せている」。残り2試合。その進化の集大成を見せる。

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