自身不在の前回は空き番号だった背番号10…堂安律「メッセージは受け取ったつもり」

日本の新10番が戻ってきた。10月シリーズは親知らずの治療もあり、コンディション不良を理由に招集が見送られた日本代表MF堂安律(フライブルク)。「うらやましいなと思って見ていた」という10月13日のカナダ戦(○4-1)、同17日のチュニジア戦(○2-0)について「今の日本代表ならこれぐらいできるだろうなという想定内の結果」と、国際Aマッチ6連勝を画面越しに見守った。

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特に気になったのはカナダ戦で、カナダの左サイドに入ったDFアルフォンソ・デイビス(バイエルン)とは「よく対戦していたので、日本代表がどう対応するかという目線で見ていた」という。

代表に刺激を受けてか、代表活動による中断明け初戦となった10月21日のボーフム戦で待望の今季初ゴールを決めた堂安は「その前までは試合に出たり出なかったりでコンディションが良くなかったけど、少しずつ良くなって、結果も出てきて、風向きも変わってきている」と復調を実感している。

カタールW杯までMF南野拓実が付けてきた背番号10は第2次森保ジャパン初陣となった3月の活動では空き番号だったが、6月の代表シリーズから堂安が背負うことになった。堂安不在となった前回10月の活動では再び空き番号となり、「それに関してスタッフとは特に話していない」という堂安自身、「テレビで見ていて目に見えるものだし、ひしひしとメッセージは自分の中で受け取ったつもり」と、自分のために“空席”のままにしてくれたチーム、スタッフの思いに応える決意だ。

10番として臨むW杯アジア2次予選の初戦となるミャンマー戦の舞台はG大阪時代の本拠地でもあるパナソニックスタジアム吹田。「代表戦ではまだここで点を取っていないので、そろそろ取りたい」と、チームを勝利に導くゴールを誓った。

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