レンタル移籍中に覚醒!? J1市場価値上昇ランキング7位。衝撃の16歳デビュー! ガンバが生んだ怪物は?
レンタル移籍はサッカー選手にとって自身が持つ力を世に知らしめる絶好のチャンスであり、そこでのパフォーマンスが今後のキャリアを大きく左右する。今回はJクラブ在籍中の武者修行によって市場価値が大きく上昇した選手をランキング形式で紹介する。(各選手の市場価値はデータサイト『transfermarkt』参照。同サイト上で、期限付き移籍決定時点で市場価値が記載されてなかった選手はランキング対象外とする。)
7位:堂安律(フライブルク)
生年月日:1998年6月16日
保有元/移籍先クラブ:ガンバ大阪→フローニンゲン(オランダ)
期限付き移籍期間:2017年7月1日~2018年6月30日
市場価値の増加額:235万ユーロ(約3.29億円) 市場価値の変動:15万ユーロ(約2100万円)→250万ユーロ(約3.5億円)
ガンバ大阪ユース出身の堂安律は、2015年に16歳の若さでJ1リーグ戦初出場を果たすと、翌2016シーズンはリーグ戦10試合に出場して3ゴールと、自らの秘めた能力の大きさを示した。
そして2017年の夏、堂安はさらなる進化を求めてフローニンゲンへの期限付き移籍を決断する。開幕戦での途中出場以降4試合連続で出場無しに終わるものの、久しぶりの出場となった第6節トゥウェンテ戦で移籍後初アシストを記録。続くオランダカップ・ヘラクレス戦で移籍後初ゴールを決めるとその後も好調を維持して、リーグ後半戦の17試合で7ゴール2アシストという活躍を見せた。
初の海外挑戦で1年目からリーグ戦29試合9ゴール4アシストと確かな数字を叩き出した同選手の市場価値は、15万ユーロ(約2100万円)から250万ユーロ(約3億5000万円)に上昇した。
18年の夏にフローニンゲンへ完全移籍となってからは、PSVアイントホーフェン、ビーレフェルトを渡り歩き、2022年7月に現在も所属するフライブルクへ移籍。昨季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に貢献したが、今季は昨季ほどの存在感は出せていない。コンスタントな活躍で熾烈を極める日本代表のレギュラーの争いに割って入りたい。