7戦未勝利のG大阪、紅白戦で食野亮太郎、鈴木武蔵、山見大登がアピール 食野「もっとやらなあかん」

G大阪は1日、大阪府吹田市内で公開練習を行った。10月28日のC大阪戦に敗れ、リーグ戦は4連敗中。いまだJ1残留が決まらぬ中で、紅白戦などが実施された。ゲーム形式では、C大阪戦は先発から外れたFW食野亮太郎、負傷から先週より全体練習に復帰したFW鈴木武蔵、ベンチ外が続いているFW山見大登らが躍動感のある動きを見せた。

今季のリーグ戦は4、5月には7戦勝ちなし(1分け6敗)で最下位に沈み、その後に8戦負けなし(7勝1分け)で10位まで浮上、さらに現在は7戦勝ちなし(2分け5敗)で14位と、大きな好不調の波に揺れる。ここ3試合は無得点の試合が続き、相手DFラインの裏を取る動きが少ないなど問題点も抱えている。この日は積極的に背後を取る動きをみせた食野は「背後にボールを蹴った時に、ボールを失ってしまうという考えになるのか、次のチャンスへの布石になると見るのか。ブライトンなど攻撃がシュートで終わる回数が多いチームは、(失う)リスクを冒しても裏にボールを出すし、それが(前の)アクションの回数にもつながっていると思う」と話した。

さらに食野は「全員がもっとやらなあかん。戦術がどうこうとか、どの選手が悪いとかじゃなく、全員の問題。泥臭さ、がむしゃらさ。お金を払って見に来てくれているサポーターに、そういう姿勢を見せないといけない」と話した。次節11日の福岡戦(パナスタ)は、MFダワン、ラビが出場停止。主力を欠く苦しい状況ではあるが、勝てばJ1残留が決まる一戦に向け、調整を続けていく。

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