【G大阪】FW塚元大2年ぶりJ1出場も決定機阻止され3連敗「レベルの高いGKやな」
<明治安田生命J1:G大阪0-1名古屋>◇第30節◇21日◇パナスタ
ガンバ大阪が3連敗を喫し、6戦未勝利(2分け4敗)となった。約2カ月も勝利から見放され、通算9勝7分け14敗で勝ち点34。順位は13位のままだが、再び下位チームに吸収されそうな気配になってきた。
その中で明るい材料は、下部組織育ちでプロ4年目のFW塚元大(つかもと・だい、22)が、J1では21年10月2日札幌戦以来、約2年ぶりの出場を果たしたこと。
1点を追う後半26分に3トップの右に入り、迎えた同36分、FW宇佐美のパスに抜けだして右足を振ったが、名古屋GKランゲラックの超ファインセーブに阻まれた。
「正直打った瞬間、入ったなと思ったが、あれがレベルの高いGKやなと体感した。本当に入ったと思ったんで。そこの精度と回数を増やしていくしかない」
今季初出場、通算15試合目の出場でJ1初ゴールと思われたが、本拠地からはため息がもれた。
塚元は昨季、J2ツエーゲン金沢に期限付き移籍したものの、右膝の大けがで出場機会はなかった。「メンバーに入れないのは割り切って、自分のやれることをやり続けた」。
最近の練習試合ではゴールを重ね、ポヤトス監督にアピールしていた。
苦労人の22歳は「実力以外の運でも、自分に風向きがきているのかなと思った。今日はチームが勝つために、自分が最善を尽くすと意識して、体も軽く感じて緊張もなく入れた。今までやってきたことを継続して、練習とケアの繰り返しで、どんどんレベルアップしていきたい」と、さらなる成長を誓った。