浦和DF酒井宏樹「勝つことでホセはポジティブに反省できる」 カンテが一発退場も逆転勝利
◆明治安田生命J1リーグ▽第28節 G大阪1―3浦和(24日・パナスタ、3万135人)
浦和がアウェーでG大阪を3―1で逆転勝利し、3位に浮上した。
前半に同点ゴールを決めたFWホセ・カンテが1―1の後半14分、乱暴なプレーで一発退場。1人少ない状況となったが、スコルジャ監督から「点を取りにいこう」とメッセージが伝えられ、意思統一した。後半18分に高橋利樹、リンセンのFW2人を投入。高橋が後半23分にJ1初ゴールを決め、同40分にはリンセンが3点目を奪った。
主将DF酒井宏樹は「10人になったことで、みんな覚悟が決まったと思うので、そこは良かったです。もちろん、負けるリスクもあったと思うけど、引き分けと負けは僕らにとっても同じ。何回も上昇するチャンスを逃していたので、今日やっとものにすることができて良かったです」とかみしめた。
また、退場したカンテについて「ホセも熱くなってしまった部分もあったけど、彼の1ゴールで試合を戻すことができましたし、もちろん反省すべき点はあると思いますけど、こうやって勝つことによってポジティブに反省することができると思います」と話した。
今季6度目の逆転勝利。首位・神戸に勝ち点6差の3位に浮上し、優勝争いに踏みとどまった。
酒井は「僕らは今シーズン、全選手・スタッフが本当に120%を出している。そこで今の順位なので、まだまだ足りてない部分は山ほどあります。シーズンは残りちょっとですし、120%を続けるしかない。一瞬でも気を抜いたら多分落ちていく一方ですし、上昇を目指さない限りは維持はできない。この上位争いを楽しむ余裕がある人やチームがここから勝っていくと思う」と決意を込めた。